生誕百年記念 映画女優 高峰秀子




CHANTAL AKERMAN FILM FESTIVAL
シャンタル・アケルマン映画祭2024

シャンタル・アケルマン Chantal Akerman
1950年、ベルギーのブリュッセルでユダヤ人の両親のもと生まれる。母方の祖父母はポーランドの強制収容所で死去。15歳のときにジャン=リュック・ゴダールの『気狂いピエロ』(65)を観て映画を志し、自ら主演を務めた短編『街をぶっ飛ばせ』(68)を初監督。その後ニューヨークにわたり、初めての長編『ホテル・モンタレー』(72)を手掛ける。1975年、25歳にして平凡な主婦の日常を描いた3時間を超える『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』を発表、世界中に衝撃を与えた。その後もミュージカルからドキュメンタリーまでジャンル、形式にこだわらず数々の意欲作を世に放つ。2015年10月、パリで逝去。

上映作品

ホテル・モンタレー Hôtel Monterey

ホテル・モンタレー Hôtel Monterey1972年 / ベルギー /カラー / サイレント / 63分
Collections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman


◆アケルマン初の長編。ニューヨークの安ホテル。ロビー、寝室、暗闇へと続く長い廊下、時々姿を現す住人たち……。アケルマンと盟友のキャメラマン、バーベット・マンゴルトの魔法によって、ありふれた空間が非現実的な、ぞっとするほどの美が目配せする舞台へと変貌してゆく。

 

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南 Sud

南 Sud1999年 / ベルギー・フランス / カラー / 70分
Collections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman

 

◆アメリカ南部での映画製作を計画していたアケルマンだったが、撮影直前、テキサスで黒人のジェームズ・バード・ジュニアが白人至上主義者たちによってリンチの果てに殺害される。この恐ろしい事件に焦点を当てながら、アケルマンは地元の人々へのインタビューを通し、アメリカ社会に潜む憎悪とその背景を検証していく。

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向こう側から De l’autre côté

向こう側から De l’autre côté2002年 / ベルギー / カラー / 102分
Collections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman

 

◆9.11の直後、危険を冒してでもメキシコからアメリカへ越境する移民たち。不条理な状況を受け入れざるを得ない人々の証言によって、国境や砂漠の地の不在そのものが強烈な重みを増し、21世紀初頭の<行き止まり>を観客に内から体感させる。『東から』『南』から続くドキュメンタリー3部作を締めくくる作品。

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ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地
Jeanne Dielman, 23, quai du Commerce, 1080 Bruxelles

『勇者たちの休息』出演:デルフィーヌ・セリッグ、ジャン・ドゥコルト、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ
1975年 / ベルギー / カラー / 200分
Collections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman

 

◆息子とブリュッセルのアパートで暮らす主婦・ジャンヌの日常。その執拗なまでの描写は我々に時間の経過を体感させ、反日常の訪れを予感させる恐ろしい空間を作り出す。アケルマンの代表作にして映画史上においてもエポックメイキングな作品。

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入場料金

当日券

一般1600円、シニア1300円、会員・学生1200円、ハンディキャップ・高校生以下1000円
※招待券・回数券使用不可

※ご鑑賞の7日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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スケジュール

『希望のかなた』 Toivon Tuolla Puolen

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