『ハッピーアワー』がロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門で最優秀女優賞、脚本スペシャル・メンションを受賞、舞台となった神戸上映を皮切りに日本全国、世界で上映されてきました。初上映から1年を記念しついにシネ・ヌーヴォで公開!『ハッピーアワー』と濱口竜介監督作品を上映します。
ハッピーアワー
2015年/日本/317分(一部106分、二部96分、三部115分)
◎監督・脚本:濱口竜介◎脚本:野原位、高橋知由◎撮影:北川喜雄◎録音松野泉◎照明秋山恵二郎◎音楽阿部海太郎
◎出演:田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら、三浦博之、申芳夫、謝花喜天、柴田修兵
♦演技経験のない4人の女性を主演に、ごく普通の30代後半の女性たちが抱える不安や悩みを、総時間317分の緊迫感あふれるドラマとして描く。映画学校の生徒たちを起用した4時間を超える大作「親密さ」や、東北記録映画3部作など挑戦的な作品作りを続ける濱口竜介監督が手がけ、スイスの第68回ロカルノ国際映画祭で、主演4人が最優秀女優賞を受賞した。30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。しかし、純が1年にわたる離婚協議を隠していたことが発覚。そのことで動揺した4人は、つかの間の慰めにと有馬温泉へ旅行にでかけ、楽しい時間を過ごすが……。
永遠に君を愛す
2009年/日本/58分
◎監督:濱口竜介◎脚本:渡辺裕子◎撮影:青木穣◎美術:原尚子◎音楽:岡本英之
◎出演:河井青葉、杉山彦々、岡部尚、菅野莉央、天光眞弓、小田豊
◆結婚式当日の花嫁、永子は幸福の絶頂…のはずが、永子には婚約者・誠一に言い出せない秘密があった。
親密さ
2012年/日本/255分
製作:ENBUゼミナール /◎監督・脚本:濱口竜介◎撮影:北川喜雄
◎出演:平野鈴、佐藤亮、伊藤綾子、田山幹雄
◆ともに演出家であり、恋人同士でもある令子と良平は互いに傷つけ合いながら舞台劇『親密さ』初演を迎える。
天国はまだ遠い
2015年/35分
◎監督:濱口竜介
◆『ハッピーアワー』撮影中から応援してくださったクラウドファンディングコレクターの方への特典として製作された濱口竜介監督真咲く短篇。
不気味なものの肌に触れる
2013年/日本/54分
◎監督:濱口竜介◎脚本:高橋知由 ◎撮影:佐々木靖之
◎出演:染谷将太、石田法嗣、渋川清彦、瀬戸夏実、水越朝弓、河井青葉、村上淳
◆斗吾(トウゴ)の暮らす町に弟・千尋が引っ越して来た。その日以来斗吾の町では不穏なできごとが起こり始める。
THE DEPTHS
2010年/日本/121分
◎監督・脚本:濱口竜介◎脚本:大浦光太◎撮影監督:ヤン・グニョン◎美術:田中浩二
◎出演:キム・ミンジュン、石田法嗣、パク・ソヒ、米村亮太朗、村上淳
◆韓国人カメラマン・ペファンは日本滞在中に男娼のリュウをモデルとして見出すも、過酷な運命が二人を待つ。
特別上映作品
濱口竜介と縁の深い人物として、『ハッピーアワー』で共同脚本を務めた野原位と、
同作品で助監督を務めた高野徹の監督作品を併映します。
talk to remember
2015年/30分/HD/カラー
◎監督・製作:野原位 ◎脚本:高木幹也 ◎撮影:青木穣 ◎音楽:花枝明 ◎録音:光地拓郎
◎出演:伊藤久美子、土村芳、永岡卓也
♦香葉子は自殺した弟の死の真相を知るため、弟の恋人であった瑞希のもとを訪ねる。初対面の2人は牽制し合い、真夏の山道を彷徨い歩く。ちぐはぐな会話は、解きほぐされては紡がれていく。「信之の指、覚えてる?」-やがて2人の記憶がゆっくりと弟の、そして恋人の死の事件へと向かい始める時、激しく柔らかな交感の時間が訪れる。
二十代の夏
2016年/42分/ HD/カラー
◎製作:『二十代の夏』製作実行委員会 ◎プロデューサー:高野徹、細見葉介、新村繭子 ◎監督・脚本・編集:高野徹 ◎撮影:竹野智彦
◎出演:戒哲史、福原舞弓、島津恵梨花
◆駆け出し小説家のカズキは執筆のため、故郷の島で夏休みを過ごしていた。ひょんなことから、観光に訪れていたレイコとユカに出会う。カズキはレイコに昔付き合っていた女性の面影を見出し、いとも簡単に心奪われてしまう。ある晩、3人はユカの奔放な振る舞いをきっかけに大きく衝突し始める。
入場料金
当日券
1回券1,300円/3回券3,000円 『親密さ』のみ2,000円
※連日朝より当日分の整理番号つき入場券の販売を開始します。
ご入場は各回10〜15分前より整理番号順となりますので、前売券なども受付にて入場券とお引き換えください。