田舎司祭の日記

1951年/フランス/115分
◎監督・脚本:ロベール・ブレッソン◎原作:ジョルジュ・ベルナノス『田舎司祭の日記』◎撮影:レオンス=アンリ・ビュレル◎美術:ピエール・シャルボニエ◎音楽:ジャン=ジャック・グリューネンヴァルト◎編集:ポーレット・ロベール◎製作代表:ロベール・シュスフェルド
◎出演:クロ=ド・レデュ、ジャン・リヴィエール、アンドレ・ギベ=ル、ニコル・ラドミラル

公式HP→https://inakashisai2021.jp/

聖と俗の間で葛藤する若き司祭の姿を静謐な視線で捉え、
その後のブレッソンの映画スタイルを決定づけた伝説の作品

北フランスの寒村に赴任した若い司祭。彼は身体の不調を覚えながらも、日々村人たちの悩みを聞き、布教と善行に務める。しかし、彼の純粋な信仰への思いは村人たちとの間にしだいに溝を作っていくことになり、事態は思いもよらぬ方向へ進んでいく…。ブレッソンはベルナノスの世界を忠実に再現し、司祭が綴る日記を通して、神と自己の探究、信仰への懐疑や迷いに苦悩する姿を映し出していく。
主人公である孤独な司祭役に抜擢されたクロード・レデュは、ブレッソンが起用したいわゆる素人俳優であったが、いくつかの映画に出演した後、1962年からは妻とともに、テレビ番組の人形劇「Bonne Nuit les Petits」を製作し、フランスでは多くの人に忘れがたい記憶を残している。

〈上映スケジュール〉

◆上映スケジュールはこちらをご覧ください

 

〈鑑賞料金〉

一般1800円、学生・シニア1100円、会員1000円
※シネ・ヌーヴォXでの上映は一般料金1700円になります
オンラインチケットはこちら