ジョージア映画祭 コーカサスからの風

 

 

 

『リング・ワンダリング』公開記念!金子雅和監督特集上映

絶滅した ニホンオオカミの姿を探し求める青年を主人公とした幻想譚にして最新作『リング・ワンダリング』(主演:笠松将)の劇場公開を記念し、金子雅和監督の過去作を特集上映。
金子自身が『リング・ワンダリング』と合わせて動物四部作と位置づける海外映画祭20冠の初長編『アルビノの木』(16)、短編『水の足跡』(13)、『逢瀬』(13)。そして幻想譚の逃しが濃厚にある初期16mmフィルム作品『ショウタロウの涙』(00)。これらの集大成である『リング・ワンダリング』鑑賞の前に、一貫した幻想美と独自の物語世界をご体験下さい。

金子雅和 Masakazu Kaneko【監督】

1978年東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒。映画美学校で瀬々敬久監督の指導を受ける。
自然とニンゲンが時にぶつかり合い、時に調和する場所に起きるドラマを作り続けている。

上映作品

アルビノの木

VIDEOPHOBIA2016年/86分/日本
◎監督・脚本・編集・撮影:金子雅和◎共同脚本:金子美由紀◎照明:白石宏明◎録音:間野翼◎美術・衣装:金子美由紀◎整音:黄永昌◎音楽:石橋英子
◎出演:松岡龍平、東加奈子、福地祐介、増田修一郎、尾崎愛、細井学、松陰浩之、松永麻里、山口智恵、山田キヌヲ、長谷川初範
公式HP→http://albinonoki.com/

◆害獣は、果たしてどっちなのだろうかー
農作物を荒らす害獣駆除に従事する若者が、山の人たちが長いこと大切にしてきた特別な存在の一頭の白鹿を撃つために、山に分け入っていく。自然体系が破壊され、獣たちが餌を求めて人里に下りてくる。動物が生きていく術を無視し、私たちは彼らを害獣と呼ぶ。昨今話題の害獣駆除に携わる若者の苦悩を描いた本作はまた、自然破壊であったり、これまで積み上げてきた文化をないがしろにすることであったり、雄大な自然にエゴイズムだけでしか対峙できない現代日本社会の記録でもある。主人公を松岡龍平のほか、モデル出身の新鋭・東加奈子、アジアで活躍する福地祐介、現代美術家・松陰浩之、いまの日本映画界屈指の女優・山田キヌヲ、長谷川初範。

 

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【金子雅和監督短編集】3作品96分

水の足跡

水の足跡2013年/30分
監督・撮影・編集:金子雅和 原作:青木亜理沙 脚本:金子雅和 熊倉美由紀 
製作:きりゅう映画祭/公益社団法人 桐生青年会議所 ※きりゅう映画祭 助成作品
出演:松岡龍平 石坂友里 山科圭太 香取剛 高木公介 山口晃ほか

◆山奥の滝の前でシャッターを切った写真家の前に現れたのは動物ではなく、二人の男女だった…。
静かに記録された交流の物語。

 

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逢瀬

逢瀬2013年/36分
監督・編集:金子雅和 脚本:金子雅和 上原三由樹
出演:山田キヌヲ 尾崎愛 松蔭浩之 中村邦晃 東哲哉

◆神の使いとして祀られたイノシシの骨をめぐり巻き起こる、現代の神隠し譚。

 

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ショウタロウの涙

ショウタロウの涙2000年/30分/デジタル
監督・脚本・撮影・編集:金子雅和 音楽:八束慰也
出演:生田茂之 石原麻衣 

◆故郷に戻った姉弟の秘められた愛の姿を水と光に満ちた幻想的映像で綴る16mmフィルム作。

 

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最新作『リング・ワンダリング』

リング・ワンダリング

『ヤマト探偵日記 マドカとマホロ』2021年/日本/103分
◎監督・脚本・編集:金子雅和◎共同脚本:吉村元希◎劇中漫画:森泉岳土◎撮影:古屋幸一◎美術:部谷京子◎照明:吉川慎太郎◎録音:岩間翼◎音響:黄永昌◎音楽:富山優子
◎出演:笠松将、阿部純子、安田顕、片岡礼子、品川徹、伊藤駿太、横山美智代、古屋隆太、増田修一朗、細井学、友秋、石本政晶、桜まゆみ、川網治加来、納葉、ボブ鈴木、比佐仁、山下徳久、田中要次、長谷川初範

公式HP→https://ringwandering.com/

◆東京の下町を舞台に、人間の生や死に実感のない若者が不思議な女性との出会いを通して命の重みを知る姿を、切なくも幻想的に描いた物語。漫画家を目指す青年・草介は絶滅したニホンオオカミを題材に漫画を制作しているが、肝心のオオカミをうまく形にできずにいた。そんなある日、彼はバイト先の工事現場で、逃げ出した犬を探す女性ミドリと出会う。「花と雨」の笠松将が主演、「孤狼の血」の阿部純子がヒロインを務め、安田顕、長谷川初範、片岡礼子が脇を固める。

 

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イベント

5/28(土)17:35『アルビノの木』上映後 オンライン舞台あいさつ
ゲスト:金子雅和監督、長谷川初範さん(出演)


6/5(日)
13:40『リング・ワンダリング』上映後
ゲスト:伊藤弘了さん(映画研究者=批評家)、金子雅和監督

 15:50『アルビノの木』上映後
ゲスト:伊藤弘了さん(映画研究者=批評家)、金子雅和監督

 17:40「金子雅和監督短編集」 上映後
ゲスト:伊藤弘了さん(映画研究者=批評家)、松岡龍平さん(「水の足跡」主演)、金子雅和監督


入場料金

当日券

『リング・ワンダリング』 一般1,700円/シニア1,200円/学生・会員1,100円/高校生以下1,000円
『アルビノの木』【金子雅和監督短編集】 一般1,500円/シニア1,200円/学生・会員1,100円/高校生以下1,000円

※ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券は受付窓口で指定席をお選びの上ご購入ください。開始時間の10〜15分前からご入場いただけます。
前売券なども受付にて座席指定券とお引き換え下さい。1週間前の午前10時よりオンライン&窓口でご購入いただけます(ただし、前売券は窓口のみ。)。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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スケジュール

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