勝手にしやがれ

1960年(2020年4Kレストア版)/フランス/90分
◎監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール◎原案:フランソワ・トリュフォー◎監修:クロード・シャブロル◎製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール◎撮影:ラウル・クタール◎音楽:マルシャル・ソラル◎出演:ジャン=ポール・ベルモンド 、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ、ジャン=ピエール・メルヴィル、アンリ=ジャック・ユエ、ジャン=リュック・ゴダール

公式HP→http://katte-pierrot.2022.onlyhearts.co.jp/

映画を変えた不滅の金字塔

28歳のジャン=リュック・ゴダール、26歳のジャン=ポール・ベルモンド、20歳のジーン・セバーグが、映画に革命を起こした『勝手にしやがれ』。 クエンティン・タランティーノ、トニー・スコット、リチャード・リンクレイター、ラース・フォン・トリアー、テレンス・マリック、ウディ・アレン、ウォン・カーウァイ…全世代の映画人に圧倒的な影響を及ぼし続けるヌーヴェル・ヴァーグ不滅の金字塔! 4Kレストア版は、可能な限りの素材と技術を結集して制作された。使用された2種類のフィルムの特性を考慮し、オリジナルネガから徹底的なレストアが行われた。色味は撮影の故ラウル・クタールが監修した2009年のレストア版を模範とし、サウンドもオリジナルネガから起こしてレストアの最終的な決定版を作り上げた。

自動車泥棒でマルセイユからパリへの逃走中警官を殺した男。かつて南仏でベッドを共にした新聞記者志望のアメリカ人留学生のアパートへ転がり込む。金を調達し二人でイタリアへ逃れようとする男と夢をかなえようとする女の行く末は…。

 

 

 

 

気狂いピエロ

1965年(2015年2Kレストア版)/フランス/110分
◎監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール◎原作:ライオネル・ホワイト◎製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール、ディノ・デ・ラウレンティス◎撮影:ラウル・クタール◎美術:ピエール・ギュフロワ◎音楽:アントワーヌ・デュアメル◎出演:ジャン=ポール・ベルモンド 、アンナ・カリーナ、グラツィエラ・ガルヴァーニ、ダーク・サンダース、サミュエル・フラー、ジミー・カルービ、レイモン・ドボス、ラズロ・サボ、ロジェ・デュトワ、ハンス・メイヤー、ジャン=ピエール・レオー

ヌーヴェル・ヴァーグの奇跡的傑作

35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点! 自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫、そして饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のラウル・クタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのアンナ・カリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的ともいえる作品。 ところが、公開当時のマスターポジは消失、インターネガも劣化のため1990年に廃棄されていた。今回上映するのは、撮影ネガをデジタル化して新たなマスターネガを作成し、サウンドの磁気素材も紛失していたので当時のプリントから新たな音ネガを復元、鮮やかな色と音を望みうる限り蘇らせた2007年2Kレストア版。

パリで金持ちの妻との生活に辟易している男。偶然ベビーシッターにやって来たかつての恋人。彼女を家に送り一夜を共にするも、翌朝知らない男の死体が転がっていた。事情の分からぬまま、彼女の兄がいるという南仏に向かう…。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、シニア1200円、会員・学生1100円
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