川島雄三 乱調の美学
45年の生涯に51作品を残して早逝した鬼才の不敵な映画世界。「日本軽佻派」を自称し、“重喜劇”、スラップスティック、そしてウルトラモダンな文芸作の数々を濫作した、
乱調の人・川島のレトロスペクティブ全29本一挙上映!!
日本映画黄金期の松竹、日活、東宝、大映を渡り歩き、45年の短い生涯に51作品を残した異才・川島雄三。あくまでも企業内監督でありながら、単色に染まらないその乱調ともいえる多彩な映画の数々を生み出した強烈な個性は、日本映画界の伝説として語り継がれています。今回は30作品を揃え、その全貌に迫ります。
今すすむ川島の再評価
川島の作品の持つ斬新さは、ますます輝いています。川島の苛酷に自虐的な生き方、現実の虚偽を暴く眼、徹底的に反権威・反権力であったこと、それらが喜劇においても、文芸作においても、時代を越え、輝きを失わせない原因かもしれません。予定調和の笑いや、観客に媚を売る喜劇ではないことが、今なお、いやますます新しい川島なのだと思います。川島にやっと時代が追い付いたのか、その作品世界の面白さが、今見直されています。
川島雄三 略歴
♦1918(大正7)年2月4日、青森県下北郡田名部町生まれ.中学時代から映画に夢中になり、明治大学文学部に進学してからは映研に所属。38年に卒業し、この年初めて助監督の公募を行った松竹に入社。織田作之助の小説「清楚」「木の都」を映画化した『還って来た男』(44)で監督デビュー。戦地から帰還した軍医を主人公にした喜劇調の物語で、戦時中らしからぬ軽妙なタッチで松竹に新風を吹き込む。戦後日本の混乱ぶりを諷刺した『シミキンのオオ!市民諸君』(48)が注目され、鶴田浩二主演の恋愛喜劇『天使も夢を見る』(51)では「新大船調の復活」と評される。♦54年松竹を去り、製作再開した日活に移籍。諷刺喜劇『愛のお荷物』(55)で持ち味を発揮し、『あした来る人』(55)、『風船』(56)、『わが町』(56)などの文芸映画で並々ならぬ演出力を見せ、男女の腐れ縁的な関係を乾いたユーモアと叙情で描いた秀作『洲崎パラダイス 赤信号』(56)を経て、古典落語に材を採った傑作喜劇『幕末太陽伝』(57)を発表。♦この作品を最後に東宝傘下の東京映画に移籍し、『グラマ島の誘惑』(59)、『縞の背広の親分衆』(61)、『花影』(61)などの佳作・快作を次々に手掛ける。また、同系の宝塚映画で『暖簾』(58)、『貸間あり』(59)の2本の傑作を発表。大阪の下町をこよなく愛した。その合間を縫って大映で撮った『女は二度生まれる』(61)、『しとやかな獣』(62)、『雁の寺』(62)の3作は、「日本軽佻派」を自称した川島の作家としての多面性がよく現れた秀作揃い。♦63年6月11日、肺性心により急逝。
上映作品
還って来た男
1944/松竹大船/67分/白黒/スタンダード/16mm
原作・脚本:織田作之助/撮影:斎藤毅/出演:佐野周二、田中絹代、笠智衆、三浦光子、吉川満子、日守新一
◆後に「日本軽佻派」を標榜する盟友・織田作之助が協力した26歳の監督デビュー作。オダサクの「清楚」「木の都」をもとにシナリオまで執筆。帰還した軍医に縁談が待っているが、彼の前に幾人もの女性が現れる。静かな感傷が湛えられた喜劇で、時局を無視した仕上がりを見せる。
とんかつ大将
1952/松竹大船/95分/白黒/スタンダード/16mm
脚本:川島雄三/撮影:西川亨/音楽:木下忠司/出演:佐野周二、津島恵子、角梨枝子、三井弘次、高橋貞二、徳大寺伸
◆長屋の住民とトンカツを愛し、無償の診療を続ける青年医師荒木は、隣接する診療所の拡張工事のからくりを知り反対運動を指揮するが…。戦争を生きた青春群像に、戦後の世相を絡めた松竹時代を代表する一篇。
娘はかく抗議する
1952/松竹京都/86分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:沢村勉/撮影:竹野治夫/音楽:木下忠司/出演:紙京子、井川邦子、大木実、桂木洋子、高橋貞二、草笛光子
◆ある都市の新制高校を舞台に若者たちの生態を描く群像劇。当時流行していた「性典」もの。この作品から今村昌平が助監督につく。小林正樹のデビュー作『息子の青春』が併映作だった。
こんな私じゃなかったに
1952/松竹大船/88分/白黒/スタンダード/16mm
脚本:池田忠雄、柳沢類寿、野村芳太郎/撮影:西川亨/音楽:木下忠司/出演:水原真知子、川喜多雄二、宮城千賀子、山村聡、神楽坂はん子
◆神楽坂はん子のヒット曲の映画化。応用化学の大学院生が家族を助けるため芸者に出る。筋立ては普通のメロドラマであるが、天文学研究室のくだりに来ると急にスラップスティク調になるところが妙におかしい。
明日は月給日
1952/松竹大船/90分/白黒/スタンダード/16mm
脚本:柳沢類寿/撮影:西川亨/音楽:木下忠司/出演:日守新一、英百合子、井川邦子、高橋貞二、紙京子、幾野道子
◆八人の子どもがいる大家族を描く明朗喜劇。雑誌「平凡」連載のリレー小説を映画化したもの。盟友柳沢類寿が脚本にクレジットされ、チーフ助監督には野村芳太郎がつくなど、川島組がその地歩を固めた頃の作品。
愛のお荷物
1955/日活/111分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:柳沢類寿、川島雄三/撮影:峰重義/音楽:黛敏郎/出演:山村聡、三橋達也、北原三枝、轟夕紀子、高友子、山田五十鈴
◆1954年に日活に移籍した川島の第1作。産児制限に取り組む国会議員の一家に相次いで赤ん坊が誕生するという川島の才人ぶりが光る風刺コメディ。川島の作品歴の中でも最も愛された作品のひとつ。フランキー堺と小沢昭一が川島作品初出演を果たす。
あした来る人
1955/日活/115分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:菊島隆三/撮影:高村倉太郎/出演:月丘夢路、新珠三千代、三橋達也、山村聡、三国連太郎、小沢昭一
◆冷え切った夫婦生活をおくる男女を軸に描かれる、井上靖原作による恋愛群像劇。若い魚類学者が登場するためモデルとなった学者に取材するなど、日活移籍により製作環境の好転してきた頃の佳作。二人の主演女優が美を競う。
銀座二十四帖
1955/日活/117分/白黒/スタンダード/デジタル
脚本:柳沢類寿/原作:井上友一郎/撮影:横山実/音楽:仁木他喜雄/出演:月丘夢路、三橋達也、北原三枝、浅丘ルリ子、大阪志郎、河津清三郎
◆少女時代の肖像画を描いた画家を捜す美貌の夫人。画廊、バー、ナイトクラブ、美人コンテスト、そして花屋と、ふんだんに取り入れた銀座界隈の風俗と街並みがもう一つの主役。森繁久弥がナレーターとして川島作品初登場。
風船
1956/日活/110分/白黒/スタンダード/デジタル
脚本:川島雄三、今村昌平/撮影:高村倉太郎/音楽:黛敏郎/出演:森雅之、三橋達也、芦川いづみ、北原三枝、新珠三千代、左幸子
◆大仏次郎の新聞連載小説の映画化。風船のように空虚に漂う生活を続ける若者たちと、確かな生活を希求する森雅之演じる主人公を対比した作品。川島は例によって多くの登場人物を停滞なくさばき、見る者をあきさせない。
洲崎パラダイス 赤信号
1956/日活/81分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:井出俊郎、寺田信義/撮影:高村倉太郎/音楽:真鍋理一郎/出演:新珠三千代、三橋達也、芦川いづみ、轟夕紀子、河津清三郎、小沢昭一
◆洲崎遊郭にやってきた腐れ縁のワケあり男女のやるせない日々を見事に描ききった作品。川島自身も最も愛着を持っていたという傑作である。テーマ主義に毒されない演出が生み出す人間造形の無類の面白さ。原作は芝木好子の「洲崎パラダイス」。
わが町
1956/日活/98分/白黒/スタンダード/デジタル
脚本:八住利雄/原作:織田作之助/撮影:高村倉太郎/音楽:真鍋理一郎/出演:辰巳柳太郎、南田洋子、殿山泰司、北林谷栄、三橋達也、高友子、大坂志郎、小沢昭一
◆フィリピンで死者700人という難工事を先導した男が故郷の大阪に帰ると、かつて一夜を共にした女が幼子とひっそりと暮らしていた。明治から昭和に至る硬骨漢“ベンゲットのターやん”の一代記。デビュー作以来の織田作の映画化、秀作。
飢える魂
1956/日活/79分/白黒/デジタル
脚本:柳澤類寿、川島雄三/原作:丹羽文雄/撮影:高村倉太郎/音楽:眞鍋理一郎/出演:南田洋子、轟夕起子、大坂志郎、金子信雄、三橋達也、桑野みゆき、小林旭、渡辺美佐子
◆若い人妻、子持ちの寡婦が、それぞれに訪れた新しい恋に心を揺さぶられながら、どうすることも出来ない飢える魂を描く大メロドラマ。女として、母として生きることの矛盾に苦悩する二人の女…。本作で初出演の小林旭が未亡人を困らせる息子役を演じる。
續 飢える魂
1956/日活/97分/白黒/デジタル
脚本:柳澤類寿、川島雄三/原作:丹羽文雄/撮影:高村倉太郎/音楽:眞鍋理一郎/出演:南田洋子、轟夕起子、三橋達也、大坂志郎、桑野みゆき、小林旭、金子信雄、フランキ-堺
◆『飢える魂』の続篇で、二組の愛人たちの恋の行方が語られる。困難な撮影条件下での製作であったため、ロケハンもせずにロケ撮影をしたということだが、全国ロケは作品の大きな魅力ともなっている。フランキー堺、葉山良二など豪華な顔ぶれも特別出演した。
幕末太陽傳
1957/日活/110分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平/撮影:高村倉太郎/音楽:黛敏
出演:フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、芦川いづみ、小沢昭一、小林旭
◆川島の代表作として映画史に輝く傑作。「居残り佐平次」などの古典落語を巧みに取り込み類例のない軽妙洒脱な映画世界を構築した。既に日活退社を決めていた川島が予算を度返して撮ったといわれる。フランキー堺の生涯の一作でもある。
女であること
1958/東京映画/100分/白黒/スタンダード/35mm
脚本:田中澄江、井出俊郎、川島雄三/原作:川端康成/撮影:飯村正/音楽:黛敏郎/出演:森雅之、原節子、久我美子、香川京子、三橋達也、石浜朗
◆文芸作品の映画化に定評のあった川島の東宝系の東京映画移籍第一作は、川端康成の小説の映画化。死刑囚の娘を預かる弁護士とその妻のもとに家出娘が現れる。三人の女たちの人間模様。丸山(現・美輪)明宏がタイトル・バックで歌う。
暖簾
1958/宝塚映画/123分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:八住利雄、川島雄三/撮影:岡崎宏三/音楽:真鍋理一郎/出演:森繁久弥、山田五十鈴、乙羽信子、中村鴈治郎、浪花千栄子、山茶花究
◆大阪の昆布問屋を舞台に描かれる浪花商人の年代記。その後数々の秀作をモノする森繁との本格的な初顔合わせで、森繁は父と息子を見事に演じ分ける。川島の中でも最もオーソドックスな名品。山崎豊子の自伝的処女小説の映画化。
グラマ島の誘惑
1959/東京映画/106分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:川島雄三/原作:飯島匡/撮影:岡崎宏三/音楽:黛敏郎/出演:森繁久弥、フランキー堺、三橋達也、浪花千栄子、八千草薫
◆太平洋戦争のさなか、爆沈した輸送船に乗っていた「やんごとなき」方々と従軍慰安婦たちが孤島に流れ着く。飯沢匡の諷刺戯曲「ヤシと女」が原作で、川島初のカラー映画。怪作とはこの映画のための言葉ではないか。
貸間あり
1959/東京映画/112分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:川島雄三、藤本義一/撮影:岡崎宏三/音楽:真鍋理一郎/出演:フランキー堺、淡島千景、乙羽信子、桂小金治、小沢昭一、渡辺篤、益田キートン
◆通天閣を見おろす高台の邸宅を改装したアパートに暮らす極めて個性的な面々の行状が、古道具屋の妻のため息「アァ〜ン」をアクセントに綴られる。川島を師と仰ぐ藤本義一が共同脚本。川島作品屈指の猥雑さを誇る、井伏鱒二原作の傑作群像喜劇。
人も歩けば
1960/東京映画/99分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:川島雄三/撮影:岡崎宏三/音楽:真鍋理一郎/出演:フランキー堺、小林千登勢、沢村いき雄、藤木悠、淡路恵子、加東大介
◆銀座の小さな質屋を舞台に、主人との将棋が取り持つ縁で入り婿するドラマーをめぐる、梅崎春生原作のナンセンス・コメディ。あれよあれよという快調なテンポが心地よい。ドラマー出身のフランキー堺の熱い演奏シーン、藤木悠の怪演も見所。
接吻泥棒
1960/東宝/83分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:松山善三/撮影:中井朝一/音楽:黛敏郎/出演:宝田明、団令子、草笛光子、新珠三千代、有島一郎、中谷一郎
◆モテモテの新進ボクサーが、自動車事故で気を失った高慢な令嬢に口移しで水を飲ませたところを「フォーカス」される。スピーディーな展開の青春ラブコメディ。原作者の石原慎太郎が本人役で登場する。
夜の流れ
1960/東宝/111分/カラー/シネスコ/35mm
共同監督:成瀬巳喜男、川島雄三/脚本:井出俊郎、松山善三/撮影:安本淳、飯村正 /音楽:斎藤一郎/出演:司葉子、山田五十鈴、宝田明、三橋達也、草笛光子、三益愛子、志村喬
◆予算とスケジュールを守り、女を描かせたら天下一品という共通点を持つ大先輩との共同監督作品。成瀬は「司・三橋・山田」部分を、川島は「宝田・草笛」部分を演出した。新旧世代の女たちの生き方を見つめた女性映画。
赤坂の姉妹 夜の肌
1960/東京映画/103分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:八住利雄、柳沢類寿、川島雄三/撮影:安本淳/音楽:真鍋理一郎/出演:淡島千景、新珠三千代、川口知子、フランキー堺、伊藤雄之助、三橋達也
◆国会議事堂に最も近い盛り場赤坂を舞台に、高級バーを営む三姉妹のそれぞれの生き方を描く。人間存在そのものに視点を置き、大仰なテーマを持ちこまないためか、風俗作家とくくられた川島が確信犯的に時代風俗を描いたもの。
縞の背広の親分衆
1961/東京映画/91分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:柳沢類寿/撮影:岡崎宏三/音楽:松井八郎/出演:森繁久弥、フランキー堺、淡島千景、団令子、桂小金治、渥美清
◆新喜劇シリーズとして企画されたが予定の伴淳三郎が参加できず、急遽脚本を書きながら撮影するというスタイルで即興的に作られた。やくざ映画のパロディといえる秀作コメディだが、やくざ映画ブームには先行している。
特急にっぽん
1961/東宝/85分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:笠原良三/撮影:遠藤精一/音楽:真鍋理一郎/出演:フランキー堺、団令子、中島そのみ、小沢栄太郎、太刀川寛、白川由美
◆特急こだまの食堂車のコックとウエイトレスの恋を軸に、乗客たちの人間模様を描く。せまい車内を動き廻るフランキーの勇姿。獅子文六の原作「七時間半」が既に古くなっていたとのことだが、それでも東京大阪間6時間半もかかった時代の名篇。
花影(かえい)
1961/東京映画/99分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:菊島隆三/撮影:岡崎宏三/音楽:池野成/出演:池内淳子、佐野周二、池部良、三橋達也、高島忠夫、淡島千景
◆川島のホームグラウンド銀座を舞台に、バーのマダムと彼女を取り巻く男たちをめぐる、大岡昇平原作の文芸メロドラマ。たっぷりと金を落とした夜の銀座を本格的に描いた作品。池内淳子は長いブランクの後の復帰作。
青べか物語
1962/東京映画/101分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:新藤兼人/撮影:岡崎宏三/音楽:池野成/出演:森繁久弥、東野英治郎、左幸子、乙羽信子、フランキー堺、桂小金治、山茶花究
◆都会での日常に倦んだ文士先生が、浦安(劇中は浦粕)の漁師町をぶらりと訪れる。人間味溢れる住民たちに先生は生き返る思いがしたのだが…。得意の群像劇が、叙情と結びついた秀作。原作山本周五郎。森繁の代表作のひとつ。
箱根山
1962/東宝/105分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:井出俊郎、川島雄三/原作:獅子文六/撮影:西垣六郎/音楽:池野成/出演:加山雄三、星由里子、東山千栄子、佐野周二、藤原釜足、東野英治郎
◆隣接する親戚同志でありながら150年に渡るいがみ合いを続ける箱根の旅館にも新世代の若者たちがいる。車社会の到来で開発ラッシュの箱根を背景にした青春ドラマ。よく練れた脚本と加山の嫌味のない優等生ぶり、キュートな星。
喜劇 とんかつ一代
1963/東京映画/94分/カラー/シネスコ/35mm
脚本:柳沢類寿/撮影:岡崎宏三/音楽:松井八郎/出演:森繁久弥、淡島千景、フランキー堺、加東大介、山茶花究、池内淳子
◆上野を舞台に、老舗洋食レストラン、和風とんかつ屋、洋風トンカツ屋などなどの店主たちの意地の張り合いを描く「B級グルメ」映画。森繁の主題歌も最高で、川島の、そして東宝喜劇の傑作のひとつとして愛される一作。
イチかバチか
1963/東宝/101分/白黒/シネスコ/35mm
脚本:菊島隆三/撮影:逢沢譲/音楽:池野成/出演:伴淳三郎、ハナ肇、高島忠夫、団令子、水野久美、山茶花究
◆大工場建設に挑む鉄鋼会社社長と、誘致を企む地方都市の市長との虚々実々。高度経済成長期のダイナミズムが画面に展開する。体調が悪い中で、『とんかつ一代』のわずか2カ月後の封切で、川島は公開の5日前に急死。45歳というあまりに早過ぎる遺作となった。
イベント
12/14(土)16:40
『愛のお荷物』上映後トーク
ゲスト:ミルクマン斎藤さん(映画評論家)
入場料金
前売券※準備中
前売1回券1,200円/前売3回券3,000円
※前売券は、劇場窓口にて好評発売中!
当日券
一般1,500円/学生・シニア1,100円/会員・高校生以下1,000円
当日3回券3,600円/シニア3回券3,000円/会員3回券2,700円
※ご入場は各回10〜15分前より整理番号順となりますので、前売券なども受付にて入場券とお引き換えください。
整理番号付き入場券は1週間前より窓口・オンラインにて販売いたしております。
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