若尾文子映画祭 青春 アンコール上映

 

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死の街を脱れて 【初デジタル化】

死の街を脱れて1952年/モノクロ/94分
監督:小石榮一 原作:五島田鶴子
脚本:館岡謙之助 撮影:姫田眞佐久 美術:仲美喜雄
共演:水戸光子、菅原謙二

◆脇役ながらフレッシュな演技で、堂々たる存在感を示した若尾文子の記念すべき本格スクリーンデビュー作!敗戦後大陸に取り残され、武器さえ持たず逃避する女性たちに次々と困難が襲いかかる…。女性たちのけなげな行動が胸を打つ感動作!

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母子鶴 【若尾文子映画祭初上映】

母子鶴1952年/モノクロ /92分
監督:小石榮一 原作:川口松太郎
脚本:館岡謙之助 撮影:姫田眞佐久 美術:仲美喜雄
共演:三益愛子、江利チエミ、鰐淵晴子

◆浅草で人気の奇術師・信子(三益)は建築を学ぶ学生・笠原と恋仲になり、映子(若尾)とマリ子(江利)の二人の娘を授かる。しかし、戦争の混乱により笠原が映子を、信子がマリ子をそれぞれ引き取り、家族は離ればなれになってしまう…。

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舞妓物語

舞妓物語(1954/モノクロ/92分/デジタル)
監督:安田公義 原作:川口松太郎
脚本:若尾徳平、八尋櫻兒 撮影:伊佐山三郎
共演:入江たか子、根上淳、浪花千栄子

◆母の病気で帰郷した娘が、募らせていく医大生への恋心…。前年の『祇園囃子』に続き、芸妓を扱った川口松太郎の小説を映画化。健気な制服姿と可憐な舞妓姿のギャップは見応えあり。

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薔薇いくたびか

薔薇いくたびか(1955年 /モノクロ/135分)
監督:衣笠貞之助 原作:小山いと子
脚本:衣笠貞之助、相良準 撮影:渡辺公夫
共演:根上淳、南田洋子、船越英二

◆若尾をはじめ、山本富士子、京マチ子、市川雷蔵、勝新太郎、長谷川一夫とオールスター総出演の青春物語。ピアノを愛する純粋無垢なヒロインを演じる若尾の一挙手一投足が可憐!

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花嫁のため息 【若尾文子映画祭初上映】

花嫁のため息(1956年/モノクロ /53分)
監督・脚本:木村恵吾
撮影:高橋通夫 美術:下河原友雄
共演:根上淳、藤原釜足、船越英二

◆てんやわんやの結婚式が終わり、やっと二人になった新婚の敬太と芳子だったが、悪友が家に泊めて欲しいと急に訪ねてくる。翌日、今度は敬太の恩人が東京見物にやって来る…。果たして新婚の二人に平穏な新婚生活は訪れるのか?

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新妻の寝ごと 【若尾文子映画祭初上映】

新妻の寝ごと(1956年/モノクロ /43分)
監督・脚本:木村恵吾
撮影:高橋通夫 美術:下河原友雄
共演:根上淳、藤原釜足、岸田今日子

◆新婚の敬太と芳子の二人は家にやって来た芳子の友人・ふみ子を熱海に連れて行く道中、若い芸者と旅する芳子の父と遭遇する。しかしそこに芳子の母が現れて…。『花嫁のため息』に続き若尾、根上コンビで描く傑作コメディ!

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虹いくたび 【若尾文子映画祭初上映】

虹いくたび1956年/モノクロ /100分)
監督:島耕二 原作:川端康成
脚本:八住利雄 撮影:長井信一 美術:間野重雄
共演:上原謙、京マチ子、川上康子

◆昭和の文豪・川端康成の同名小説を映画化。東京と京都を舞台に繰り広げられる美人三姉妹が直面する美しくも悲しい恋とは…。匂い立つような色香漂う京、爽やかな美しさ魅力溢れる若尾、あどけない川上が火花を散らす感動の恋愛物語!

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赤線地帯 【初デジタル化】

赤線地帯(1956年 /モノクロ/85分)
監督:溝口健二 脚本:成沢昌茂(一部、芝木好子「洲崎の女」による)
撮影:宮川一夫
共演:京マチ子、木暮実千代、三益愛子、菅原謙二

◆家族のために身を売る女たちの悲哀を描いた溝口健二の遺作。『祠園囃子』に次いで二度目の溝口作品の出演となった若尾は厳しい演技指導を受け、したたかで金にがめつい店のNO.1・やすみを見事に演じきった。

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新婚日記 恥しい夢 【若尾文子映画祭初上映】

新婚日記 恥しい夢1956年/モノクロ /40分)
監督:田中重雄 原案:高橋二三
脚本:笠原良三、池上金男 撮影:村井博 美術:佐藤忠夫
共演:品川隆二、藤間紫

◆新婚夫婦の三郎と千枝子は誰もが夢見る新婚生活を始めるが、三郎が好意で「電話ご利用ください」という貼紙を出す。しかしそれは電話を求める珍客や居候などに悩まされる日々の始まりだった…。若尾は新妻・千枝子役をさわやかに演じる。

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新婚日記 嬉しい朝 【若尾文子映画祭初上映】

新婚日記 嬉しい朝(1956年/モノクロ /45分)
監督:田中重雄 原案:上田良三
脚本:笠原良三、高橋二三 撮影:村井博 美術:佐藤忠夫
共演:品川隆二、藤間紫

◆白木家を出て隣家の2階に間借りすることになった新婚の三郎と千枝子。平穏に過ごしたいが悩みはなかなか尽きない。ある日些細なことが原因で二人は喧嘩してしまうが、逆にそれがきっかけで幸せを噛みしめる千枝子だったのだが…。

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四十八歳の抵抗 【若尾文子映画祭初上映】

四十八歳の抵抗(1956年/ モノクロ/108分)
監督:吉村公三郎 原作:石川達三
脚本:新藤兼人 撮影:中川芳久 美術:間野重雄
共演:山村聰、杉村春子、雪村いづみ

◆主人公の耕太郎は妻と結婚適齢期にある一人娘との三人暮らし、生活は平凡だが幸せな日々を送っていた。そんなある日、怪しい部下にキャバレーに連れて行かれる。それが彼の“青春”の始まりだった…。若尾は結婚に悩む耕太郎の娘役。

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永すぎた春

永すぎた春(1957年/カラー/98分)
監督:田中重雄 原作:三島由紀夫
脚本:白坂依志夫 撮影:渡辺公夫
共演:川口浩、船越英二、北原義郎、川崎敬三

◆晴れて婚約までこぎつけた百子と郁雄。郁雄の大学卒業までの1年は平和だけど退屈な婚約期間のはずだったが…。若尾×川口コンビのキュートすぎる演技が眩しいラブコメディ。

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青空娘 【初デジタル化】

青空娘(1957年/カラー/88分)
監督:増村保造 原作:源氏鶏太
脚本:白坂依志夫 撮影:高橋通夫 美術:柴田篤二
共演:菅原謙二、川崎敬三

◆継母家族のいじめにも決してくじけず、明るく強く生きていく少女の姿を日本的な情緒を廃しモダンでスピードある演出で描いたさわやかな感動作。名匠・増村保造との初タッグで、後に続く増村×若尾コンビの原点というべき記念碑的な作品。

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夜の素顔

夜の素顔(1958年/カラー/121分)
監督:吉村公三郎
脚本:新藤兼人 撮影:中川芳久
共演:京マチ子、根上淳、船越英二

◆美貌と才覚でのし上がってきた野心あふれる日舞の家元・朱美。日舞踊研究所を拡大させようと奔走するが、夫と内弟子の比佐子の関係に不穏なものを感じるようになり…。京と若尾が色とりどりの衣装で鮮やかに踊る舞台シーンも見どころ。

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最高殊勲夫人 【初デジタル化】

最高殊勲夫人(1959年/カラー /95分)
監督:増村保造 原作:源氏鶏太
脚本:白坂依志夫 撮影:村井博 美術:下河原友雄
共演:川口浩、船越英二

◆「最高殊勲夫人」とは、男を完全に尻に敷く女性か、もしくは男の飼育に最も秀でた女性、はたまた究極の良妻賢母か? 若尾文子の明るくキュートな魅力が大炸裂するモダンでスピーディなラブコメディの傑作!

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浮草 【初デジタル化】

浮草(1959年/カラー/119分)
監督:小津安二郎
脚本:野田高梧、小津安二郎 撮影:宮川一夫 美術:下河原友雄
共演:中村鴈治郎、京マチ子、川口浩、杉村春子

◆志摩半島の静かな漁村を舞台に、旅回り一座の座長とその恋人、劇団員、飯屋の母子…様々な人間が織りなす温かい心の交流と愛情の厳しさを、巨匠・小津安二郎が格調高く静かに、そして激しく描く人生の真実!

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初春狸御殿

初春狸御殿1959年/カラー/84分)
監督・脚本:木村恵吾
撮影:今井ひろし 美術:上里義三、西岡善信
共演:市川雷蔵、勝新太郎、中村玉緒

◆若手オールスターが勢揃いした人気和製ミュージカル! 御殿に迷い込んだ娘狸と隣国の若君狸のラブロマンスが、カラフルでファンタジックな世界観で描かれる。若尾は父親思いの村娘と自由気ままな姫の二役を好演。

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偽大学生

偽大学生(1960年/モノクロ/94分/35mm)
監督:増村保造 原作:大江健三郎
脚本:白坂依志夫 撮影:村井博
共演:ジェリー藤尾、船越英二、伊丹一三、藤巻潤

◆長い浪人生活に絶望し、偽の大学生として憧れの大学に通い始めた彦一。偶然仲間に加わった学生運動を唯一の居場所とするが…。予想外の展開の連続に息つく間もない衝撃の問題作。 

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銀座っ子物語 【若尾文子映画祭初上映】

銀座っ子物語(1961年/カラー /94分)
監督:井上梅次 脚本:笠原良三、井上梅次
撮影:中川芳久 美術:仲美喜雄
共演:川口浩、川崎敬三、本郷功次郎、中村鴈治郎、三益愛子

◆近所で評判のイケメン三兄弟がある日頭脳明晰な絶世の美女にひと目惚れ!美女を巡ってスポーツマンらしく正々堂々と繰り広げる恋愛バトルの行方は? 激しく可笑しい恋愛コメディ! 若尾は三兄弟に迫られる絶世の美女役を好演。

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東京おにぎり娘

東京おにぎり娘(1961年/カラー/91分)
監督:田中重雄
脚本:長瀬喜伴、高岡尚平 撮影:高橋通夫
共演:中村鴈治郎、川口浩、ジェリー藤尾

◆閑古鳥が鳴いていた父親のテーラーを一躍人気おにぎり屋に改装したまり子。仕事は順調だが、BFたちとの恋のほうはイマイチで…。若尾のナレーションで始まる導入部分もチャーミングで必見!

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女は二度生まれる 【初デジタル化】

女は二度生まれる(1961年/カラー/99分)
監督:川島雄三 原作:富田常雄
脚本:井手俊郎、川島雄三 撮影:村井博 美術:井上章
共演:藤巻潤、フランキー堺、山村聰

◆持ち前の明るさと色気を武器に、男を渡り歩きながら自由奔放な生活を送ってきた芸者が、最後に見つけた自分らしい生き方。名匠・川島雄三が大映で初めてメガホンを取ったコメディ。35着もの豪華衣装、端唄と小唄を初披露するなど若尾の魅力満載!

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妻は告白する  【初デジタル化】

妻は告白する(1961年/モノクロ/91分)
監督:増村保造 原作:円山雅也 脚本:井手雅人
撮影:小林節雄 美術:渡辺竹三郎
共演:川口浩、小沢栄太郎

◆岩壁でザイルを切って夫を死なせた妻の罪は殺人か自己防衛か? 若尾文子がスターから演技派、少女から女へと変貌を遂げる転機となった作品。狂おしいまでに男を愛する女の姿を通して、既存のモラルを激しく揺さぶる増村監督の最高傑作!

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家庭の事情

家庭の事情(1962年/カラー/93分)
監督:吉村公三郎 原作:源氏鶏太
脚本:新藤兼人 撮影:小原譲治
共演:山村聰、叶順子、川口浩、藤巻潤、田宮二郎、船越英二

◆定年退職を迎えた男やもめが、全財産を4人の娘に平等に分け与える。父と娘、それぞれの金の使い道と悩みがユーモア交えて描かれる。若尾は、職場の上司との不倫関係を清算して新たな一歩を踏み出す長女役を演じている。

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閉店時間

閉店時間(1962年/カラー/100分)
監督:井上梅次 原作:有吉佐和子
脚本:白坂依志夫 撮影:中川芳久
共演:野添ひとみ、江波杏子、川口浩

◆有吉佐和子の同名小説を映画化。恋に仕事に奮闘する、デパートガールの生き方を綴った青春物語。男女平等を信じる勝気な主人公は、女性蔑視の男性新入社員と対立するが、いつしか二人の間に恋愛感情が芽生える。

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瘋癲老人日記

瘋癲老人日記(1962年/カラー/99分)
監督・脚本:木村恵吾 原作:谷崎潤一郎
撮影:宗川信夫
共演:山村聰、川崎敬三、東山千栄子

◆車イス生活を送る舅・督助の生きる支えは魅力あふれる息子の嫁。督助の欲望を見抜いている彼女は、彼をコケティッシュに誘惑するが…。老人の性と生をコミカルな演出で描く悲喜劇!

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しとやかな獣 【初デジタル化】

しとやかな獣(1962年/カラー/96分)
監督:川島雄三 原作・脚本:新藤兼人
撮影:宗川信夫 美術:柴田篤二
共演:伊藤雄之助、山岡久乃、船越英二

◆詐欺まがいの手法で荒稼ぎする一家と、その家族の前に現れた女…人間の仮面を被った“獣”たちが繰り広げる金と欲にまみれた攻防戦!新藤&川島コンビの会話劇と映像美が冴えるブラック・コメディの傑作!

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女系家族 【初デジタル化】

女系家族(1963年/カラー/111分)
監督:三隅研次 原作:山崎豊子
脚本:依田義賢 撮影:宮川一夫 美術:内藤昭
共演:京マチ子、田宮二郎、中村鴈治郎

◆週刊文春に連載された山崎豊子の同名小説を映画化。大阪の船場を舞台に、遺産相続をめぐって骨肉の争いを繰り広げる女たちのエゴとエゴのぶつかり合いと化かし合いを、大映屈指のスタッフと豪華出演陣で描く。

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越前竹人形 【初デジタル化】

越前竹人形(1963年/モノクロ/102分)
監督:吉村公三郎 原作:水上勉
脚本:笠原良三 撮影:宮川一夫 美術:西岡善信
共演:山下洵一郎、中村玉緒、中村鴈治郎、西村晃

◆北陸の温泉町に流れてきた娼妓の玉枝は、馴染みの客だった竹細工職人の墓参りでその息子と出会う。互いに惹かれあうが、玉枝は男に悲しい秘密を抱えることになり…。匂い立つような静かな官能が作品全体に満ちる、若尾の代表作のひとつ。

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温泉女医

温泉女医(1964年/カラー/78分)
監督:木村恵吾
脚本:木村恵吾、田口耕三 撮影:宗川信夫
共演:丸井太郎、姿美千子、菅井一郎

◆とある温泉町に東京から代診でやって来た美人女医を中心に、賑やかな登場人物たちが織りなすハートフルコメディ。軽快なタッチで人生の豊かさを匂わせた滋味溢れる作品。

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卍 【初デジタル化】

卍1964年/カラー/90分)
監督:増村保造 原作:谷崎潤一郎
脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄
共演:岸田今日子、船越英二、川津祐介

◆美術学院に通う人妻・園子は、令嬢・光子の美の虜になる。光子への狂わんばかりの愛に突き動かされ、園子は周囲を巻き込み複雑な関係を形成するようになるが…。若尾のファム・ファタール的魅力を存分に楽しめる代表作。

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清作の妻 【初デジタル化】

清作の妻(1965年/モノクロ/93分)
監督:増村保造 原作:吉田絃二郎
脚本:新藤兼人 撮影:秋野友宏 美術:下河原友雄
共演:田村高廣、成田三樹夫

◆戦争を背景に、愛する夫だけに生きがいを見出し、故に常軌を逸した行動に走る妻を描いた秀作。この世への恨み辛みを湛えた若尾文子の表情は、抑制された撮影と照明で一際の異彩を放つ。

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刺青

刺青(1966年/カラー/86分)
監督:増村保造 原作:谷崎潤一郎
脚本:新藤兼人 撮影:宮川一夫 美術:西岡善信
共演:長谷川明男、山本学、佐藤慶

◆「卍」に続き、谷崎文学「刺青」「お艶殺し」を増村保造が映画化。質屋の娘が手代と駆け落ちするも、主人に売り飛ばされて悪女へと堕ちてゆく。魔性の肌を持つ女に潜む冷たさと妖艶さを、絢爛たるエロチシズムで描き上げた意欲作。

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赤い天使 【初デジタル化】

赤い天使(1966年/モノクロ/95分)
監督:増村保造 原作:有馬頼義
脚本:笠原良三 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄
共演:芦田伸介、川津祐介

◆野戦病院を舞台に、若尾演じる従軍看護婦が兵士や軍医に深い愛を注ぐ。鋭く重みのあるリアリズムを基調とし、過激描写も厭わない徹底した増村の演出が、戦争の暗部を抉り出す屈指の問題作。

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雪の喪章

雪の喪章(1967年/カラー/92分)
監督:三隅研次 原作:水芦光子
脚本:八住利雄 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄
共演:福田豊土、中村玉緒、天知茂

◆金沢の金箔商・狭山家を取り巻く複雑な人間関係の中で綴られる、絶望に耐えながら強く生きる雪国の女の運命。冷たさと美しさの危うい均衡の上に成り立つ水芦光子の同名小説を題材に、鬼才・三隅研次の演出が冴えわたる。

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夜の罠

夜の罠1(1967年/モノクロ/86分)
監督:富本壮吉 原作:コーネル・ウールリッチ
脚本:舟橋和郎 撮影:小原譲治
共演:高橋昌也、成瀬昌彦、南原宏治、船越英二

◆C・ウールリッチの推理小説を映画化。唯一夫のアリバイを知る妻が、夫の殺人容疑を晴らすため、体当たりの捜査で真犯人探しに奔走する。モノクロームの画面が緊張感を持続させ、スリルとサスペンスを一層駆り立てている。

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妻二人

妻二人(1967年/カラー/94分)
監督:増村保造 原作:パトリック・クェンティン
脚本:新藤兼人 撮影:宗川信夫 美術:下河原友雄
共演:岡田茉莉子、高橋幸治、伊藤孝雄、江波杏子

◆雑誌社社長の婿が元恋人と再会したことで、周囲を巻き込みながら殺人事件へと発展する。若尾文子と岡田茉莉子の二大女優が、妻と元恋人という対照的な役柄で競演。海外ミステリー小説を原作に、家庭・仕事・恋愛の幻想を巧みに炙り出す。

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華岡青洲の妻 【初デジタル化】

華岡青洲の妻(1967年/モノクロ/99分)
監督:増村保造 原作:有吉佐和子
脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:西岡善信
共演:市川雷蔵、高峰秀子

◆有吉佐和子のベストセラー小説を映画化。世界初となる全身麻酔手術の成功の陰に、嫁姑の対立と確執があった…。雷蔵演じる医師に献身的に尽くし、人体実験として自らの身を呈する妻と母を、若尾&高峰の二大女優が血気迫る演技で熱演。

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鉄砲伝来記 【若尾文子映画祭初上映】

鉄砲伝来記(1968年/カラー /108分)
監督:森一生 原案:高野悦子
脚本:長谷川公之 撮影:森田富士郎 美術:西岡善信
共演:リック・ジェースン、東野英治郎、藤村志保、藤巻潤、小池朝雄

◆1543年8月25日の朝、種子島に漂着したポルトガル船がもたらした鉄砲の伝来。日本の歴史を大きく変えたこの鉄砲伝来の裏には秘められた美しくも哀しい恋物語があった…。若尾はポルトガル人船長と恋に落ちるヒロイン役。

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不信のとき

不信のとき(1968年/カラー/120分)
監督:今井正 原作:有吉佐和子
脚本:井手俊郎 撮影:小林節雄
共演:田宮二郎、岡田茉莉子、加賀まりこ、岸田今日子

◆妻と愛人に子供を産ませてしまった夫が、覆される真実に転落してゆく様を描き、人間の恐るべき虚妄と不実を暴いた衝撃作。若尾文子は岡田茉莉子と火花を散らす愛人役を熱演。

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千羽鶴 【若尾文子映画祭初上映】

千羽鶴(1969年/ カラー/96分)
監督:増村保造 原作:川端康成
脚本:新藤兼人 撮影:小林節雄 美術:下河原友雄
共演:平幹二朗、梓英子、京マチ子、船越英二

◆日本初ノーベル文学賞受賞した作家・川端康成の代表的名作を映画化。古都鎌倉を舞台に、ひとりの男性をめぐる四人の女性の複雑で哀しい葛藤を、日本の伝統美の中に情感豊かに描いた人間ドラマ。

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