大映女優祭

ロシアアニメーション巨匠傑作選2019

ロシアの国民的キャラクター『チェブラーシカ』が、生誕50周年を迎えたことを記念して、ロシアアニメーションの巨匠”ロマン・カチャーノフ特集”A&Bと、可愛いロシアアニメーションばかりを集めた"ロシアアニメーション傑作選”A&Bの全4プログラムを一挙上映。チェブラーシカ第1作『ワニのゲーナ』、第2作『ピオネールになりたい』も特別上映。『霧の中のハリネズミ』で知られる映像詩人ユーリー・ノルシュテインがアニメーターとして参加した『38オウム』日本で劇場初公開の作品多数!お見逃しなく!

ロマン・カチャーノフ監督特集

ロシアアニメ界の重鎮で、人形アニメーションの創始者の一人とされるソ連を代表する映画監督の一人。ノルシュテイン監督も慕う、人形アニメ界の父的存在のロマン・カチャーノフ監督の5作品。ロシアでは知らない人がいないほど、絶大な人気を誇るチェブラーシカシリーズの『ワニのゲーナ』他、日本でも人気の『ミトン』をはじめ、日本未公開の『マーシャとミーシャ』『カエルの旅』も注目!

ロマン・カチャーノフ監督A

戦艦ポチョムキン

1.ワニのゲーナ (1969年 / 20分)
1966年出版、E・ウスペンスキー「ワニのゲーナと友人​」をアニメ化した名作。ロシアを代表するキャラクター・チェブラーシカが初めて登場したシリーズ第1作。シリーズ中、最も評価が高い。

2.こねこのミーシャ (1963年 / 11分)
擬人化された乗り物や動物が登場する。ノルシュテイン監督作「ケルジュネッツの戦い」のプロダクションデザイナーを務めたチューリンが脚本を担当。作曲は「ワニのゲーナ」のミハイル・ジブが行っている。

3.カエルの旅 (1964年 / 9分)日本初公開
様々な動物と出会うカエルの物語。コマ撮りアニメーターとして動物の可愛い動きを得意とするP・ペトロフ、K・マリャントヴィッチが参加。二人はこの後多くのカチャーノフ作品に参加。作曲はミハイル・ジブが担当。

4.マーシャとミーシャ (1960年 / 19分)日本初公開
ロシアのおとぎ話が原作。クマの声の担当は、記念切手がある人気の俳優A・パパノワ。デザインのN・セレブリャコフは多くの監督作があり、デザイン担当はカチャーノフ2作品のみ。

5.ミトン (1967年 / 10分)
カチャーノフ監督の代表的作品。アヌシー国際映画祭グランプリを始め、多くの国際賞を受賞。脚本家のジャンナは最も多作の脚本家の一人としても知られる。作中に登場するブルドックは、監督自身をモデルとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロマン・カチャーノフ監督B

女だけの都

1.恋に落ちた雲 (1959年 / 16分)日本未公開
監督:アナトリー・カラノビッチとの共作
アヌシー審査員特別賞ほか多数受賞。砂漠の邪悪な領主であるセイフィーは、美しい姫、アイシェとオアシスを破壊しようと考えました。命をかけて庭を守ろうとするアイシェ。それを見ていた空に浮かぶ雲は…

2.迷子のブヌーチカ (1966年 /20分)
パパとママがお出かけした後、おじいちゃんの目を盗んで外に出掛けた女の子。おじいちゃんは大慌て、無事、可愛い孫は見つかるのでしょうか?
警察官の印象を良くしたことで表彰されたエピソードあり。たくさんのキャラクターがチェブラーシカにも登場する。

3.ライバル (1968年 / 16分)日本未公開
美しい村娘に恋心を抱いた二人の若者。それぞれの方法で彼女の気を惹こうとします。娘の父親はその事に気付き、あるテストをすることに。果たして恋の行方は…。冒頭実写場面ではカチャーノフ監督本人が登場。シュワルツマンの可愛らしいキャラクターデザインも印象的。

4.ピオネールになりたい (1971年 / 20分)
チェブラーシカ第二作。ワニのゲーナの誕生日に、 チェブラーシカはゲーナをお祝いしています。ふと見ると一生懸命働くピオネールの少年たち。
ピオネールは色んな事をする少年団。チェブも入りたいと言いますが… 二人はピオネールに入る事が出来るのでしょうか?第1作「ワニのゲーナ」の続編として作られた本作で、初めて「チェブラーシカ(原題)」というタイトルが使われた。多くの児童映画祭で受賞歴がある。

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ロシアアニメーション傑作選

1936年、ソ連・モスクワに設立された国内最大の国営アニメーション映画スタジオ、ソユーズムリトフィルムは1000以上のアニメーションを様々なフォーマットで作成しました。世界のアニメ制作を牽引したソ連時代の珠玉の作品群をお届け!チェコの人気作家ミロス・マコーエックの作品が原作になっている『団長の夏休み』や、ユーリー・ノルシュテイン監督がアニメーターとして参加した人形アニメ『38オウム』など、魅力が詰まったプログラム。


ロシアアニメーション傑作選A

ロシアアニメーション傑作選A

1.団長の夏休み (1965年 / 20分)
ヒョードル・ヒートルーク監督
チェコの人気作家ミロス・マコーエックの作品が原作。美術監督はヒートルーク作品ではお馴染みのセルゲイ・アレモフ。音楽はポーランドの偉大な作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルク。テーマ曲は国民的音楽になっている。多くの国際賞を受賞。

2.ワニのゲーナ (1969年 / 20分)
ロマン・カチャーノフ監督
1966年出版、E・ウスペンスキー「ワニのゲーナと友人​」をアニメ化した名作。ロシアを代表するキャラクター・チェブラーシカが初めて登場したシリーズ第1作。シリーズ中、最も評価が高い。

3.犬が住んでいました (1982年 / 11分 )
エドゥアルド・ナザーロフ監督
ウクライナ地方の民話をベースに、農民の日常をみごとに描いたロシアのアニメーション作家エドゥアルド・ナザーロフの代表作。役立たずで捨てられかけた飼い犬が、年老いた森のオオカミにたすけられ、交流を深めていく心温まる物語。

4.おかしな名前のこねこ (1976年 / 10分)日本未公開
レフ・アタマーノフ監督
犬の名前「ワン」(ロシア語ではガフ)という名前の猫の冒険を伝えるアニメシリーズ。シャム猫のと子犬のシャリックの友情物語。名作『雪の女王』のアタマーノフ監督作品。作曲はノルシュテイン作品の音楽を手がけたミハイル・ミーロヴィッチ。

5. 38オウム (1976年 / 8分)日本未公開
レオニード・シュワルツマン監督
オウム、サル、ボア(南米産ニシキヘビ)、ゾウといった個性豊かな動物たちの物語。ユーリー・ノルシュテインがアニメーターとして参加(オウム役)した名作。ロシアでは大人気のシリーズ作品。※上映するのはシリーズ第1作です。

 

 

 

 

 

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ロシアアニメーション 傑作選B

ロシアアニメーション 傑作選B

 

1.いたずら仔猫 (1953年 / 11分)日本未公開
ソ連アニメーション初期から活躍していた、ムスティスラフ・パーシェンコ監督作品。『トプティーシカ』のフョードル・ヒートルーク監督がアニメーターとして参加している。フワフワとした毛の表現は実験的で魅力的。

2.トプティーシカ (1964年 / 10分 )日本未公開
ヴェネチア国際映画祭で銅賞を獲得した、メルヘン溢れるヒート・ルーク初監督作品。プロダクトデザイナーのセルゲイ・アリモフはフョードル・ヒートルーク作品の多くのデザインを手がけている。

3.大人になる方法(1967年 / 10分)日本未公開
名作『みにくいアヒルの子』で知られているウラジミール・デグテリョフ監督の人形アニメーション作品。擬人化された主人公の仔猫が「オトナに(大きく)なるとは?」を可愛らしく学ぶお話。

4.くいしんぼのクージャ (1969年 / 11分)日本未公開
実写合成が秀逸な人形アニメ。『恋に落ちた雲』のミハエル・アブラモビッチ監督と『38オウム』のイワン・ウフィムツェフ監督の共同作品。ノルシュテイン監督もアニメーターとして参加。

5.ワニのゲーナ (1969年 / 20分)
ロマン・カチャーノフ監督
1966年出版、E・ウスペンスキー「ワニのゲーナと友人​」をアニメ化した名作。ロシアを代表するキャラクター・チェブラーシカが初めて登場したシリーズ第1作。シリーズ中、最も評価が高い。

6.小舟のチージック (1970年 / 10分)日本未公開
イネッサ・コバレフスカヤ監督作。『ミトン』の脚本を手がけたジャンナ・ビッテンゾンの美しい実験作。挿入歌は、ロシアなら誰もが知っている有名な「チュンガチャンガ」というヒット曲。

 

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入場料金

当日券

一般1,500円/学生・シニア1,100円/会員・高校生以下1,000円

ご入場は各回10〜15分前より整理番号順となりますので、前売券なども受付にて入場券とお引き換えください。
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