松竹秘宝映画祭 松竹×映画秘宝セレクション

昭和100年 あの時代の映画は、熱くて、濃くて、エネルギッシュだった。

もう一度、あの熱狂と混沌、作家性と斬新さに満ちた映像世界をスクリーンに!

 


松竹×映画秘宝セレクションとして、松竹昭和映画から異才を放つ傑作をジャンル別にご紹介。カルト、狂気、規格外・・・
個性豊かな監督と俳優が放つエネルギーを感じていただける映画・全20作品

上映作品

スリラー王・野村芳太郎のもうひとつの顔

 

八つ墓村

監督:野村芳太郎 / 1977年/151分/カラー

◆数奇な運命に生まれた青年が、四百年にわたる怨念が息づく生地を訪れ、 続発する血腥い殺人事件にまきこまれる姿を描く。横溝正史の同名ミステリー小説を巨匠・野村芳太郎監督が映画化し大ヒットを記録した超大作。

 

配達されない三通の手紙

監督:野村芳太郎 / 1979年/131分/カラー

◆『砂の器』の野村芳太郎監督が、エラリー・クィーンの小説『災厄の町』を原作に、舞台を日本に置き換えて手がけたミステリー大作。 日本的情緒を華麗に展開させていく。謎の三通の手紙が暗示する萩の名家の毒殺事件!

 

影の車

監督:野村芳太郎/1970年/97分/カラー

◆松本清張の同名原作を、清張文学の映画化では定評のある橋本忍と野村芳太郎のコンビが、日常性の奥に潜む恐怖を描いた作品。心の中にひそむ光る殺意の斧! 六歳の子供に殺意があるか?運命のワナが起こした殺意の影!

松竹 Sci-Fi & Horror

 

吸血鬼ゴケミドロ

監督:佐藤肇/1968年/84分/カラー

◆『宇宙大怪獣ギララ』に続いて製作した、松竹特撮映画第2弾。憑依型宇宙生物ゴケミドロによって恐怖に陥れられる人間たちが、次第に醜い本性を露わにしていく。あのタランティーノも影響を受けた伝説のホラー映画。

 

怪談残酷物語

監督: 長谷和夫/1968年/88分/カラー

◆原作は柴田錬三郎の『怪談累ヶ淵』。従来の怪談映画とは異なり、たたりや狂死するという恐怖、さらに強盗、強姦、 殺人というショッキングなドラマのからみ合い、官能的で残酷な“悪の華”が展開する鮮烈異色な時代劇。

 

魔性の夏 四谷怪談より

監督:蜷川幸雄/1981年/96分/カラー

◆蜷川幸雄監督が鶴屋南北の『四谷怪談』を映画化。原作に忠実ながら現代的な視点を取り入れた斬新な「四谷怪談」。旧浅野家の家臣・伊右衛門は妻・いわと共に暮らしていたが、義父から旧悪を暴かれ人生を狂わせていく。

松竹ニューウェイブ不良路線

 

乾いた花

監督:篠田正浩/1964年/96分/モノクロ

◆石原慎太郎原作の短編を篠田正浩監督が映画化。池部良、加賀まりこ、藤木孝を迎え、一大センセーションを巻き起こした問題作。賭博に憑かれたやくざと賭場で出会った少女との愛と悲劇。異常な関係が生む戦慄の閃光!

 

太陽の墓場

監督:大島渚/1960年/87分/カラー

◆監督は日本映画界のヌーヴェルヴァーグとして脚光を浴びた大島渚。大阪の無法地帯といわれるドヤ街に吹きすさぶ性と暴力、そして狂乱の最低社会の青春残酷ドラマ。主演男女優に、炎加世子・佐々木功の新人が選ばれた。

 

その口紅が憎い

監督: 長谷和夫/1965年/92分/モノクロ

◆羽田空港を舞台にニセドル事件のカギをにぎる“空港の魔女”と、彼女を追う三流業界新聞社の社長との葛藤と相剋をスリルとサスペンスで描く。桑野みゆきが悪にそまった妖しい美女を演じる。長谷和夫監督のデビュー作。

松竹ゴシック・ミステリー映画

 

渚の白い家

監督:斎藤耕一/1978年/103分/カラー

◆夫の愛を失った人妻が失意のうちに出会った青年。そして陥った素朴で幻想の恋。だが、すべてが巧妙に仕組まれた罠だった…。舞台はハワイ。従来のハワイのイメージをがらりと変える映像がスクリーンに映し出される。

 

この子の七つのお祝い

監督:斎藤耕一/1978年/103分/カラー

◆夫の愛を失った人妻が失意のうちに出会った青年。そして陥った素朴で幻想の恋。だが、すべてが巧妙に仕組まれた罠だった…。舞台はハワイ。従来のハワイのイメージをがらりと変える映像がスクリーンに映し出される。

松竹ハイパー・アクション

 

狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒涛篇

監督:三隅研二/1974年/159分/カラー

◆池波正太郎原作で、超豪華オールスターキャストで描いた時代劇巨編!激動の幕末維新を背景に血みどろで生き抜いた剣客、英雄たちの鮮烈な、そして魅力的な生きざま、死にざまを描く。主人公の剣客・杉虎之助に高橋秀樹。

 

怒れ毒蛇 目撃者を消せ

監督:井上梅次/1974年/91分/カラー

◆コブラの異名を持つ型破りの刑事が、殺人事件の捜査をしながら恩人の復讐を果たすまでを描くハードボイルド作品。カーアクション、銃撃、空手を駆使しての決闘シーンなど、迫力に満ちたアクションの連続が見どころ。

 

俺の血は他人の血

監督:舛田利雄/1974年/91分/カラー

◆子供の頃、マフィアの親分の血を輸血した男がひとたび怒れば世界最強のマフィアの血を持った超人に大変身。信じられない力を発揮して悪を倒す、胸の空くすくようなSF・アクション映画。主演は映画初主演となる火野正平。

松竹DIG路線

 

追いつめる

監督:舛田利雄/1972年/93分/カラー

◆暴力団殲滅に命を賭す退職警官と暴力団幹部の激闘を描く。組織暴力の外と内で対決する男の誇りと意地をかけた不毛の闘い。原作は暴力団掃討作戦に材を得た生島治郎の同盟小説。田宮二郎と渡哲也の二代スターが初共演。

 

異聞猿飛佐助

監督:篠田正浩/1965年/99分/カラー

◆関ヶ原合戦後、徳川・豊臣は対立。信濃路で稲村光秋に会った佐助は徳川方の総帥が豊臣に寝返ろうとしていることを知る。徳川・豊臣の間に暗躍する忍者の激突を篠田正浩監督がハードボイルド風に描くアクション娯楽。

 

阿片大地・地獄部隊突撃せよ

監督:加藤泰/1966年/92分/カラー

◆上官の命令は絶対である軍隊で部隊長に反抗し、官職をはく奪されてのつけられない囚人部隊においやられた少尉が、持ち前の正義感と腕で部隊を指揮して立ち上がる戦争アクション。ストレス解消請け合いの痛快な作品。

石井輝男・異色の松竹作

 

日本ゼロ地帯・夜を狙え

監督:石井輝男/1966年/89分/カラー

◆太平洋戦争末期、東北の田舎から上京して遊郭で働く女と、その女を姉に持った弟。そしてその女を愛した一人の貧しい学生。戦争で心に深い傷を受けた二人の男が、女を支配し夜の世界に君臨する組織に挑む鮮烈なドラマ。

 

大悪党作戦

監督:石井輝男/1966年/86分/カラー

◆スリルと興奮が渦巻く競馬場。売上を強奪したギャング団と、その大金を横どりで狙う悪党と凄絶な争いを金沢、富山、黒部渓谷を背景にオールロケで描く本格アクション映画。最終レースの2分間が勝負(ヤマ)だ!

 

神火101・殺しの用心棒

監督:石井輝男/1966年/90分/カラー

◆原作は香港で人気を呼んだ盧森葆と安卡の傑作絵物語。不死身の男が国際都市、香港・マカオ狭しと胸のすく痛快活劇が繰り広げられるアクション大作。43日間にわたり香港・マカオにて一台ロケを敢行。監督は石井輝男。

イベント

1/19(月)10:30『狼よ落日を斬れ』上映後、トークショー
ゲスト:春日太一さん(映画史研究家)
「自宅で楽しむ 週末邦画劇場」販売&サイン会も予定

 

入場料金

当日券

一般1600円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円

回数券

一般3回券4200円、シニア3回券3600円、会員3回券3300円

 

※ご鑑賞の7日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
オンラインチケットはこちら

 

スケジュール

チラシ掲載のスケジュールに変更があります。
1/19(月)『怒れ毒蛇 目撃者を消せ』
13:30→13:50
お詫びとともに変更いたします。

画像の説明