上映作品
ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、ロマン・ポランスキー、リドリー・スコット、ジャン=ピエール・ジュネ、リュック・ベッソンなど現代において巨匠と呼ばれる監督達はみな、ショートフィルム(短編映画)でキャリアをスタートしました。当時、決して安くないフィルム代や機材費を調達し、撮影スタッフ、俳優を手配するなど予算的、時間的な制限も厳しさに直面しながら若い監督達はその次点で自分の才能のすべが「凝縮」されたショートフィルムを作るために知恵を絞り、それを映画祭などに出品することで世に打ってでました。今回、シネ・ヌーヴォとアジア最大級に成長した国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」が世界中からそうした未来の映像業界を担う監督たちの作品を紹介します。映画は長さじゃない。ショートフィルムは「削りの美学」なのです!
プログラムA:コメディー
結婚記念日のプレゼント
監督:ダグ・カール
(アメリカ/2006年/8分/デジタル上映/日本語字幕)
♦妻を溺愛する夫が、初めての結婚記念日のためにプレゼントを用意して帰宅する。しかし妻に浮気の疑いが…。自暴自棄になった夫はとんでもない行動に出る。
テニスお父さん
監督:ヴィタル・フィリッポ
(フランス/2012年/17分/デジタル上映/日本語字幕)
◆家族揃ったヴァカンスで、フィリップが息子のヤニックとテニスの試合に興じるのは、毎年恒例のことだった。年々強くなっていく息子と、だんだんと衰えを感じる父親。しかし負けを認めたくないフィリップは、つい大人げない行動に出てしまう。
マキシプレイス
監督:ヴァンサン・ディドロ
(フランス/2014年/21分/デジタル上映/日本語字幕)
◆ルデュック氏はちょっとおかしな建物に住んでいる。テナントがお金を壁に設置されているマシンに投入することで、壁が動いて隣の部屋からスペースを奪えるのだ。お互いにスペースを奪い合った住人達の行く末は…?
ミシェルとマイケル
監督:マイケル・ダンカー
(アメリカ/2012年/13分/デジタル上映/日本語字幕)
◆ある夜のバーで、チャーリーはミシェルという魅力的な女性に出会う。二人はすぐに恋に落ち、そのまま一夜を共にするが、翌朝目覚めるとミシェルの姿が一変してしまい…。
プログラムB:ファンタジー
ボクの超能力
監督:トニー・T・ダティス
(フランス/2014年/10分/デジタル上映/日本語字幕)
郊外の空き地。少年が友人に今まで隠していたスーパーヒーローとしての能力を披露しようとする。友人は黙って付き合うが…。
ブルートレイン
監督:マノリス・マヴリス
(イギリス/2014年/15分/デジタル上映/日本語字幕)
◆30歳のリアムは、自分を取り戻すため、少年時代のユートピアを見つけるため、過去を旅することにした。
もし未来が変わるなら
監督:ダヴィッド・ウーレグ
(フランス/2014年/15分/デジタル上映/日本語字幕)
◆人は受け入れがたい現実に直面した時どうするか?例えば、愛する人の死を病院の廊下で聞かされた時。ルーシーは恋人の「何かあったら走れ」という言葉を胸に、現実と戦うことを決めた。
魔法のくすり
監督:ジェフ・トイー
(アメリカ/2012年/14分/デジタル上映/日本語字幕)
♦科学が得意な少年は、思いを寄せる同級生に声をかけることすらできないでいた。ある日少年は、街中で出会った怪しい科学者から不思議な薬をもらい…。
プログラムC:フランコフォニーのお祭りスペシャル
ムーンライト・セレナーデ
監督:ロラン・フィロドゥ
(フランス/2014年/10分/デジタル上映/日本語字幕)
◆星占いによるとジュリエットは今日、初恋の相手と再会することになっているが…。
虹のふもとで
監督:クリス・シェパー
(フランス/2010年/6分/デジタル上映/日本語字幕)
◆発明家はリモコンを使って、パリの空に虹を描く。
僕は鉛筆削り屋
監督:マディ・ルパール
(フランス/2013年/17分/デジタル上映/日本語字幕)
◆ハリスは代々続く鉛筆削り屋。毎日彼は、顧客の性格や感覚に合わせて鉛筆を調整していた。ある日、ジャーナリストの取材を受けたハリスは、ある顧客について語り始めた。
さよなら、メランコリー
監督:ロマン・ラグナ
(フランス/2014年/23分/デジタル上映/日本語字幕)
♦パリ祭。どことも知れないガソリンスタンドで一人店番をしているモラッド。ふと、店の前にサイレンを付けたままの救急車が停まっていることに気付く。
入場料金
当日券
800円均一
※連日朝より当日分の整理番号つき入場券の販売を開始します。
ご入場は各回10〜15分前より整理番号順となりますので、前売券なども受付にて入場券とお引き換えください。