東宝青春映画の系譜(きらめき)

◆1960年代、映画ファンを魅了する新しい青春映画の数々が東宝から誕生した。それは「明るく楽しい」東宝映画のカラーを逸脱した、若者たちの魂の叫びが映画に込められた等身大の青春映画だった! 変革の時代にあって、どうしようもない不条理、しがらみや環境、政治に抑圧されながらも、自分の生き方を模索し、また男女の恋を不器用であっても成し遂げようとする若者たちを描いた鮮烈で多彩な映画の数々!!
内藤洋子、酒井和歌子の2大ヒロインの作品を中心に、恩地日出夫、森谷司郎、出目昌伸の気鋭の監督たち、そして前夜たる50年代末から東宝青春映画の系譜を見つめる22本! あの時代の煌めきと輝きを今!

上映作品

大当り三色娘

大当り三色娘1957年/東宝/カラー/94分
監督:杉江敏男/原作:中野実/脚本:井手俊郎/撮影:完倉泰一/美術:村木忍/音楽:神津善行
出演:美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ、宝田明、山田真二、江原達怡、草笛光子、若山セツ子、伊豆肇

◆当時人気絶頂の三人娘=美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみが出演した『ジャンケン娘』(55年)、『ロマンス娘』(56年)に続くシリーズ第3弾。まっすぐ生きた時代、東宝青春映画の原点。三人娘がお手伝いさんに扮し、恋人探しに大騒ぎのミュージカル作品。当時のポピュラー・ソングやヒット曲満載で、恋と歌が明るく楽しく描かれる青春賛歌。東宝スコープ第1回作品。


 

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結婚のすべて

結婚のすべて1958年/東宝/白黒/84分
監督:岡本喜八/脚本:白坂依志夫/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:馬渡誠一
出演:雪村いづみ、上原謙、新珠三千代、三橋達也、仲代達矢、団令子、山田真二、小川虎之助、堺左千夫

◆岡本喜八の鮮烈なデビュー作は青春映画の快作だった。アイドルスター雪村いづみを主演に迎え、平凡な見合結婚はまっぴらゴメンと情熱的な恋愛結婚に憧れる現代娘をモダンなセンスで描いた風俗コメディ。明るくのびのびとした個性で雪村いづみが好演し、岡本ならではのテンポの速さも話題になった。岡本の監督昇進を祝い、ノンクレジットでスターが多数友情出演。


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すずかけの散歩道

すずかけの散歩道1959年/東宝/カラー/72分
監督:堀川弘通/原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎、岡田達門/撮影:小泉一/美術:村木忍/音楽:服部良一
出演:司葉子、青山京子、津島恵子、森雅之、山田真二、太刀川洋一、笠智衆、重山規子、杉葉子、星由里子

◆黒澤明の名助監督だった堀川弘通が描く青春映画。出版社に勤める婦人記者の久美子(司)が中年編集長(森)に寄せる淡い思慕、久美子の姉の人妻(津島)と久美子の同僚の青年記者(太刀川)との燃える恋…。NHK連続放送劇『朝の口笛―すずかけの散歩道』の映画化で、出版社を舞台にした恋愛模様を描く青春文芸篇。ドロドロにならない爽やかさは、さすがに50年代?


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若い狼

若い狼1961年/東宝/白黒/83分
監督・脚本:恩地日出夫/撮影:逢沢譲/美術:竹中和雄/音楽:間宮芳生
出演:夏木陽介、星由里子、西村晃、中丸忠雄、織田政雄、田中邦衛、菅井きん、小栗一也、鈴木和夫、松村達雄


◆1960年の安保闘争の政治の季節、松竹などと同じく東宝でも権威に反抗する新しい波が巻き起こる。“東宝ヌーヴェルヴァーグ”の騎手=恩地日出夫の記念すべき監督デビュー作は、それまでとは異なるまったく新しい青春映画の幕開けだった。更生を誓って少年院を出た少年(夏木)。恋人(星)を頼って上京するが…。ドキュメンタリータッチで描く“どぶねずみ”のような青春。


 

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肉体の学校

肉体の学校1965年/東宝/白黒/95分
監督:木下亮/原作:三島由紀夫/脚本:井手俊郎/撮影:逢沢譲/美術:竹中和雄/音楽:池野成
出演:岸田今日子、山崎努、中川ゆき、市川翠扇、木村俊恵、山村聰、東恵美子、有馬昌彦、田中明夫、神山繁

◆1998年にイザベル・ユペール主演で映画化された三島由紀夫原作を、その30年以上も前に岸田今日子主演で新鋭・木下亮が映画化。洋装店を経営する元男爵夫人(岸田)が、ゲイバーに勤める不思議な青年(山崎)とお互いの自由を縛らないという契約のもと同棲生活を始めるが…。日本文学研究者ドナルド・キーンが三島の原作よりいいと評価。木下の奔放な演出が光る異色作。

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あこがれ

あこがれ1966年/東宝/カラー/85分
監督:恩地日出夫/原作:木下恵介/脚本:山田太一/撮影:逢沢譲/美術:育野重一/音楽:武満徹
出演:内藤洋子、田村亮、新珠三千代、小沢昭一、乙羽信子、加東大介、沢村貞子、小夜福子、賀原夏子

◆テレビドラマ「木下恵介劇場『記念樹』」を山田太一が脚本した恩地日出夫の監督第5作。養護施設出身の男女が再会して恋に落ちるも、大きな境遇の違いの中で思い悩む二人と周囲を描いた恩地の出世作。東宝青春映画のアイドルスタア・内藤洋子が初主演し、それまでの東宝青春映画の血は受け継ぎつつ、屈折した若者像も折り込み、等身大の青春映画となり大ヒットした傑作。


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お嫁においで

お嫁においで1966年/東宝/カラー/83分
監督:本多猪四郎/脚本:松山善三/撮影:宇野晋作/美術:育野重一/音楽:広瀬健次郎
出演:加山雄三、内藤洋子、黒沢年男、沢井桂子、原恵子、松本めぐみ、田村亮、有島一郎、笠智衆

◆当時「若大将」シリーズで人気絶頂の加山雄三の同名大ヒット曲をモチーフに作られた青春歌謡ドラマ。海とスポーツカーと歌をこよなく愛する青年(加山)は、おマセで可愛い妹(内藤)を恋愛作戦参謀に、一目惚れ相手へのアピールを開始するが、ライバル(黒沢)が現れて…。好青年・加山、可憐で快活な内藤、そして加山と黒沢の対決など古き良き時代の青春映画の決定版!

 

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颱風とざくろ

颱風とざくろ1967年/東宝/カラー/108分
監督:須川栄三/原作:石坂洋次郎/脚本:井手俊郎/撮影:逢沢譲/美術:育野重一/音楽:伊部晴美
出演:星由里子、黒沢年男、中山仁、いしだあゆみ、森光子、池内淳子、田村亮、清水将夫、高峰三枝子

◆若い男女の恋愛観を描いた石坂洋次郎の青春小説を須川栄三が映画化。女子大生の英子(星)はテニス部のコーチ(中山)に恋心を抱き、身体を許す決心をするが、その矢先、彼は雪山で遭難してしまい…。野放図な青年に惹かれ翻弄される女子大生(星)の性の目覚めを描き、星由里子がお嬢さん役から脱皮の体当たり演技で話題になった。多彩な登場人物たちも楽しい青春映画。

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育ちざかり

育ちざかり1967年/東宝/カラー/88分
監督:森谷司郎/脚本:小寺朝/潤色:井手俊郎/撮影:山田一夫/美術:村木忍/音楽:佐藤勝
出演:内藤洋子、十朱幸代、村松英子、黒沢年男、江原達怡、小山田宗徳、三宅邦子、中村伸郎、春川ますみ

◆『日本沈没』『八甲田山』など大作で知られる監督・森谷司郎は東宝青春映画も数多く手掛けていた。恋に憧れ、姉たちの恋愛を通じて、大人への階段を登っていく三人姉妹の末っ子・陽子(内藤)の多感な季節を描く。背伸びしたがる17歳の妹を内藤洋子が等身大に演じ、彼女の代表作となった。森谷演出は、伝統的な東宝の青春映画として、思春期ドラマを陰りなく描いている。

 

 

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めぐりあい

めぐりあい1968年/東宝/カラー/91分
監督・脚本:恩地日出夫/脚本:山田信夫/撮影:田島文雄/美術:本多好文/音楽:武満徹、岡田和夫
出演:酒井和歌子、黒沢年男、田村亮、進千賀子、森光子、有島一郎、黒沢博、池田秀一、桑山正一、菅井きん

◆川崎の工場街、自動車工場で働く職工(黒沢)と部品問屋の女性店員(酒井)の貧しいながらひたむきな純愛を描く傑作。初々しい魅力で人気を獲得した酒井和歌子の初主演映画で、内藤洋子に並ぶ東宝アイドルスタアとなった。底辺に生きる抑圧された男女の感傷と熱情が東宝明朗青春劇と融合し、骨太な純愛映画となって、東宝青春映画はここにひとつの頂点を極めた。

 

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年ごろ

年ごろ1968年/東宝/カラー/84分
監督:出目昌伸/原案:小寺朝/脚本:松木ひろし/撮影:福沢康道/美術:村木与四郎/音楽:森岡賢一郎
出演:内藤洋子、黒沢年男、岡田真澄、吉村実子、佐野周二、村松英子、京塚昌子、松山省二、熊倉一雄

◆大学受験を一年後に控えた女子高生(内藤)の、大人の恋に憧れる思春期の揺らめきを描く佳作。恩地、森谷と並び東宝青春映画の代表的監督・出目昌伸の第1回作品。年上でプレイボーイの男(岡田)に魅かれる“年ごろ”の少女をアイドルスタア内藤が可憐に演じ、当時、人気絶頂のブルー・コメッツが特別出演し、全編を通じて甘いラブソングを聞かせるのも秀逸。

 

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兄貴の恋人

兄貴の恋人1968年/東宝/カラー/84分
監督:森谷司郎/脚本:井手俊郎/撮影:斎藤孝雄/美術:村木忍/音楽:佐藤勝
出演:加山雄三、内藤洋子、酒井和歌子、白川由美、岡田可愛、中山麻理、沢村貞子、宮口精二、悠木千帆

◆兄に加山雄三、妹に内藤洋子と『お嫁においで』に続く系譜ながら、兄が想いを寄せる女性に酒井和歌子という東宝三大スタア共演の豪華恋愛劇。女子大生の節子(内藤)は、商社マンの兄・鉄平(加山)の幸福を誰よりも望みながら、モテモテぶりにいつもやきもきしていた。ある日、鉄平に海外転勤の話が持ち上がり…。内藤がどこか近親相姦的あやうさを見せる森谷の佳作。

 

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街に泉があった

街に泉があった1968年/東宝/カラー/88分
監督:浅野正雄/脚本:井手俊郎/撮影:逢沢譲/美術:中古智/音楽:広瀬健次郎
出演:三田明、酒井和歌子、黒沢年男、佐藤允、乙羽信子、前田美波里、小鹿敦、稲吉千春、堺左千夫

◆東宝初出演の三田明が、酒井和歌子&黒沢年男のフレッシュコンビと共演した青春歌謡映画。父を亡くした家族が長男(佐藤)を頼って上京。3人の息子たちはひたむきに働きながらも食堂の店員(酒井)と恋のさやあてを繰り広げる…。次男のワイルドな黒沢と三男のソフトな三田、酒井の魅力、さらに母親の乙羽も好演し、ホーム・コメディ風の青春映画の佳作となる。

 

 

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二人の恋人

二人の恋人1969年/東宝/カラー/91分
監督:森谷司郎/脚本:井手俊郎/撮影:福沢康道/美術:中古智/音楽:佐藤勝
出演:加山雄三、酒井和歌子、高峰三枝子、池内淳子、岡田可愛、東山敬司、高橋長英、中村伸郎、京塚昌子

◆監督・森谷司郎、脚本・井手俊郎コンビで放つ『兄貴の恋人』の姉妹編的な三角関係の物語。異母兄弟の秀才の兄(加山)と家出癖のある弟(高橋)が、今は亡き兄の婚約者とそっくりな女性に出会って、二人とも恋心を抱くが…。酒井が二役を好演。森谷演出とあって、錯綜した細部設定や加山と母(高峰)の密やかな近親相姦の匂いなど、異色青春映画となった。

 

 

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娘ざかり

娘ざかり1969年/東宝/カラー/88分
監督:松森健/脚本:長野洋、小寺朝/撮影:鈴木斌/美術:阿久根巌/音楽:広瀬健次郎
出演:内藤洋子、東山敬司、夏木陽介、松本めぐみ、村松英子、小沢昭一、有島一郎、神鳥ひろ子、藤木悠

◆神父を父(有島)に持つ女子大生(内藤)、スポーツカーを颯爽と駆る先輩に憧れ自動車部へ。免許をとるために奮闘しつつ、学生運動やゴーゴー、バーなども経験し、キャンパスライフを楽しむ明朗快活系統の学園ドラマ。先輩の恋愛問題を知った内藤が、縁結びを賭けて自動車レースに挑むが…。青春スタアから脱却しつつあった内藤の実質的な最後の主演映画となった。

 

 

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フレッシュマン若大将

フレッシュマン若大将1969年/東宝/カラー/89分
監督:福田純/脚本:田波靖男/撮影:逢沢譲/美術:本多好文/音楽:広瀬健次郎 
出演:加山雄三、草笛光子、田中邦衛、酒井和歌子、江原達怡、中真千子、有島一郎、飯田蝶子、岡田可愛

◆東宝明朗青春映画の代表格「若大将シリーズ」。スポーツに歌に大活躍の若大将・加山雄三、ライバルの青大将に田中邦衛が扮し、大ヒット!全17作が作られた。大学生から社会人となったこの13作目からヒロインが星由里子から酒井和歌子にバトンタッチ。フレッシュな魅力でシリーズに新風を吹き込んだ。今年3月の田中邦衛に続き、5月にはシリーズを支えた江原達怡が亡くなっている。

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悪魔が呼んでいる

悪魔が呼んでいる1970年/東宝/カラー/76分
監督:山本迪夫/原作:角田喜久雄/脚本:小川英/撮影:原一民/音楽:真鍋理一郎
出演:酒井和歌子、新克利、今井健二、藤木孝、田村奈巳、北林谷栄、大滝秀治、原田力、田村奈巳、下絛アトム

◆ある日突然訳もなく旅行社を解雇、恋人に理由もなしに絶交を言い渡され、さらに管理人からもアパートを出るよう言われた娘(酒井)。不可解な出来事は続き、やがて背後に潜む陰謀が明らかに…。日本映画ばなれしたスリラーやホラーを連打し、新しい「怪奇映画」の流れを作った山本迪夫が、酒井和歌子主演で描くホラータッチの不条理サスペンス。北林谷栄の怪演たるや!

 

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赤頭巾ちゃん気をつけて

赤頭巾ちゃん気をつけて1970年/東宝/カラー/89分
監督・脚本:森谷司郎/原作:庄司薫/脚本:井手俊郎/撮影:中井朝一/美術:阿久根巌/音楽:いずみたく
出演:岡田裕介、森和代、富川澈夫、森秋子、中尾彬、風見章子、結城美栄子、山岡久乃、宝生あやこ、南風洋子

◆学園紛争のあおりで東大入試が中止になった1969年の冬、目標を失った受験生の1日を描く庄司薫の芥川賞小説の映画化。隠し撮りや手持ちカメラなど斬新な映像、揺れ動く若者の心情と“老成した若者”像など、青春の光と影をみごとに描く。シラケ世代における東宝青春映画の始まりを鮮やかに見せつけた名編。主演の薫クンはその後東映社長・会長となり昨年11月に亡くなった岡田裕介。

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バツグン女子高校生 16才は感じちゃう

バツグン女子高校生 16才は感じちゃう1970年/東宝/カラー/83分
監督:松森健/原作:宮崎博史/脚本:長野洋/撮影:安本英/美術:竹中和雄/音楽:広瀬健次郎
出演:吉沢京子、内藤洋子、黒沢年男、夏木陽介、小倉一郎、水谷豊、藤木悠、有島一郎、久保菜穂子、牧紀子


◆学園ドラマで定評の松森健監督が、当時TVドラマ「柔道一直線」のヒロインで人気の吉沢京子を主演に迎え描く青春学園コメディ。元気いっぱい屈託のない吉沢を主演に、内藤や黒沢らを脇役に回し、世代交代を印象づけた。東京からの美少女転校生(吉沢)がテニス部に入部するが、部は解散の危機に…。「永遠の美少女」と評された内藤洋子は、次作で引退。20歳にして結婚し渡米した。

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その人は女教師

その人は女教師1970年/東京映画/カラー/93分
監督:出目昌伸/脚本:宮内婦貴子/撮影:黒田徳三/美術:小島基司/音楽:池野成
出演:岩下志麻、北城真記子、三船史郎、神田隆、一の宮あつ子、戸浦六宏、中北千枝子、清水元、水谷豊

◆五月革命下のフランスで起きた事件をモデルに、学園紛争下の女教師と高校生の恋愛をメロドラマ調で描く。三船敏郎の長男・三船史郎の映画デビュー作。新宿騒乱事件で警察に追われるなか出逢った二人。男は高校生(三船)、女(岩下)はその後、新任教師となって再開する…。安保闘争を時代背景に禁断の恋を描き、東宝明朗青春映画を逆手に描く出目昌伸の意欲作。


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放課後

放課後1973年/東宝映画/カラー/89分
監督:森谷司郎/脚本:井手俊郎/撮影:村井博/美術:阿久根巌/音楽:星勝、多賀英典
出演:栗田ひろみ、地井武男、宇津宮雅代、宮本信子、篠ヒロコ、沢井正延、加藤小夜子、島村美輝、加藤和夫

◆70年代になり製作部を縮小した東宝にあって、久々の思春期アイドル映画となる。大島の『夏の妹』で注目された栗田ひろみの小悪魔的魅惑が秀逸。女子高生(栗田)が、ほのかな想いの会社員(地井)の女性同伴を目撃したことから…。時代の無力感を鮮やかに映画に取り込みつつ、ラストの雨と井上陽水の曲、モンタージュの炸裂が素晴らしい森谷最後の青春映画。


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潮騒

潮騒1975年/東宝・ホリプロダクション/カラー/93分
監督:西河克己/原作:三島由紀夫/脚本:須崎勝彌/撮影:萩原憲治/美術:佐谷晃能/音楽:穂口雄右
出演:山口百恵、三浦友和、津島恵子、初井言栄、花澤徳衛、田中春男、丹下キヨ子、中村竹弥、有島一郎

◆百恵=友和のゴールデンコンビの秀作を東宝青春映画特集のラストにラインナップ。三島由紀夫の同名小説4度目の映画化で、前年の『伊豆の踊子』に続き文芸映画の巨匠・西河克己が監督、格調高い傑作となった。伊勢湾の小島を舞台に、男女の身分を越えた愛を描く。嵐の小屋の中、ずぶ濡れになった2人のラブシーンは、思春期のときめきや青春の躍動感を描き切った名場面!

 

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入場料金

前売券

前売1回券1,200円/前売5回券5,000円

当日券

一般1,500円/学生・シニア1,100円/会員・高校生以下1,000円
当日5回券6,000円/学生・シニア5回券5,000円/会員5回券4,500円

※ご鑑賞の3日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。(※回数券のご購入、ご予約は窓口のみ)
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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