言葉や台詞によってではなく、主に身体表現によってコミュニケーションする吉開監督の登場人物たち。実験的でありながらエンターテイメント性を満ち、視覚・聴覚だけでなく触覚的で嗅覚的表現を探求し、身体表現の軽やかさに満ちた表層とダークでファンタジックな深層が混交してゆく。吉開菜央の軌跡とその全貌を、ぜひスクリーンで発見してください。
Aプログラム(3作品 64分)
Grand Bouquet
2019年/15分/2019年カンヌ国際映画祭 監督週間短編部門正式招待
♦言葉の代わりに花を吐く女。罵詈雑言が飛び交う現代に超巨大な花束を送る、情動と暴力の衝突を描いたヒューマンホラー。
ほったまるびより
2015年/37分/第19回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞
♦人間から人格を剥ぎ取って、肉そのもの、タンパク質を愛することに挑む、言語を超越したラブストーリー。
静坐社
2017年/12分
♦ただ坐り、静かに呼吸する。
そんなシンプルなことが最も力強い命への祈りなのかもしれない。岡田式静坐法を取材したドキュメンタリー・フィクション。
Bプログラム(4作品、下記3作+『Grand Bouquet』68分)
梨君たまこと牙のゆくえ
2018年/30分
♦映画館の暗闇が、梨を食らう乙女の口腔内になる!?果汁ほとばしる爆裂咀嚼音浴体験!
みずのきれいな湖に
2017年/9分
♦雨の降り止まない湖のほとりで、水や、その周りにある空気に身をゆだねて溶けていくからだを捉えた、ダンス・フィルム。
Wheel Music
2019年/14分
♦音がするということは、そこに命があるということだ。 この世の全ての尊いノイズを繋ぎ合わせた、ハミングのような日記映画。
イベント
9/18(土) 18:30の回上映後 吉開菜央監督リモート舞台挨拶+Q&A
9/24(金)18:30の回上映後 小田香さん(映画監督)+吉開菜央監督トーク
入場料金
当日券
一般1500円、学生・シニア1100円、会員1000円
※ご鑑賞の3日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。(※回数券のご購入、ご予約は窓口のみ)
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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