生誕百年記念 映画女優 高峰秀子






銀幕デビュー65周年記念 吉永小百合映画祭

吉永小百合 略歴

1945年、東京都渋谷区生まれ。小学6年生の時にラジオドラマ『赤胴鈴之助』に出演。1959年に『朝を呼ぶ口笛』で映画デビュー。1960年、日活に入社直後に『ガラスの中の少女』で主演、脚光を浴びる。浜田光夫とのコンビで1960年代の日本映画界に一大旋風を巻き起こす。青春映画スターとなった吉永のファンは「サユリスト」と呼ばれ社会現象となった。1962年の『キューポラのある街』で第13回ブルーリボン賞主演女優賞ほか多数受賞、同年、主演映画『赤い蕾と白い蕾』の主題歌「寒い朝」でレコードデビュー、翌年『いつでも夢を』でも同名の主題歌で橋幸夫とのデュエット曲は300万枚の大ヒットを記録した。1965年、早稲田大学に入学、1969年次席で卒業。1968年、日活専属契約が終了するまでの9年間で76作品に出演した。以降も浦山桐郎、市川崑、山本薩夫、深作欣二、山田洋次と名だたる監督作品に出演。女優活動の他に『愛と詩の記録』(1966年)への出演と、ドラマ『夢千夜日記』(1981年)、映画『夢千代日記』(1985年)で原爆症に苦しむ主人公を演じたことをきっかけに反戦・反核運動にも力を入れる。2014年、自らプロデュースした『ふしぎな岬の物語』ではモントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリ&エキュメニカル審査員賞をW受賞。2023年の映画『こんにちは、母さん』(山田洋次監督)では『第66回ブルーリボン賞』主演女優賞を受賞、現在もトップ女優として活躍を続けている。

上映作品

ガラスの中の少女

ガラスの中の少女1960年/65分/モノクロ/シネスコ/35mm
◎監督:若杉光夫◎原作:有馬頼義◎脚本:青山民雄◎撮影:井上莞◎照明:内藤伊三郎◎録音:丸山国衛◎音楽:木下忠司◎美術:岡田戸夢◎編集:青山一郎
◎出演:吉永小百合、浜田光夫、信欣三、轟夕起子、大森義夫、小夜福子

◆厳格な父に育てられた少女と、家計を助けるために町工場で働く青年の純愛を描く。吉永小百合の記念すべき初主演作で浜田光夫とのコンビ第1作目でもある。吉永は明るく美しい少女・靖代を瑞々しく演じている。

 

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草を刈る娘 

草を刈る娘1961年/87分/カラー/シネスコ/35mm
◎監督:西河克己◎原作:石坂洋次郎◎脚本:三木克巳◎撮影:岩佐一泉◎照明:三尾三郎◎録音:中村敏夫◎音楽:池田正義◎美術:佐谷晃能◎編集:鈴木晄◎出演:吉永小百合、浜田光夫、望月優子、清川虹子、益田喜頓、大坂志郎、菅井きん

 

◆「警察日記」をしのばせるローカル色豊かな美しい抒情で、田園に働く若者たちの純愛を謳いあげる浜田・吉永の純愛コンビ第二作。リンゴのような頬をした明るく健康的な18歳のモヨ子(吉永)はロマンチックで幸福な結婚を夢みているが…。

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キューポラのある街

キューポラのある街1962年/100分/モノクロ/シネスコ/35mm
◎監督・脚本:浦山桐郎◎原作:早船ちよ◎脚本:今村昌平◎撮影:姫田真佐久◎照明:岩木保夫◎録音:古山恒夫◎音楽:黛敏郎◎美術:中村公彦◎編集:丹治睦夫◎出演:吉永小百合、浜田光夫、東野英治郎、小沢昭一、吉行和子、殿山泰司、加藤武

 

◆貧しさにもめげず強く、明るく、逞しく生きる子供たちをテーマに描いた感動の珠玉篇。浦山桐郎監督第一回作品、文部省選定。主演の吉永小百合が長女・ジュン役で当時最年少のブルー・リボン主演女優賞を受賞し、以後大スターへの道を躍進することにもなった記念すべき作品。

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赤い蕾と白い花

赤い蕾と白い花1962年/80分/カラー/シネスコ/35mm
◎監督:西河克己◎原作:石坂洋次郎◎脚本:池田一朗◎撮影:岩佐一泉◎照明:安藤真之助◎録音:中村敏夫◎音楽:池田正義◎美術:佐谷晃能◎編集:鈴木晄◎出演:吉永小百合、浜田光夫、金子信雄、北林谷栄、高峰三枝子、左卜全、堀恭子

 

◆互いに片親だけで育てられた若いふたりが、親同士の交際を経て、結ばれるまでを描いた高校三年という多感な青春の季節。若い男女の思春期の心理を格調高い石坂文学を得て純愛コンビ吉永・浜田で描く文芸純愛ドラマ大作。

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あすの花嫁

あすの花嫁1962年/78分/カラー/シネスコ/35mm
◎監督:野村孝◎原作:壷井栄◎脚本:棚田吾郎◎撮影:横山実◎照明:河野愛三◎録音:福島信雅◎音楽:池田正義◎美術:千葉和彦◎編集:鈴木晄
◎出演:吉永小百合、浜田光夫、宇野重吉、奈良岡朋子、北林谷栄、村瀬幸子、清川虹子、下條正巳

◆風光明媚な瀬戸内海の小豆島とエキゾチックな港町・神戸を背景に、明日への希望とたくましい愛情に生きぬく若人の姿を美しく描いた青春ドラマ。吉永は快活な女子大生・百合子を好演。

 

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若い人

若い人1962年/90分/カラー/シネスコ/デジタル
◎監督:西河克己◎原作:石坂洋次郎(新潮文庫版)◎脚本:三木克巳◎撮影:萩原憲治◎照明:藤林甲◎録音:中村敏夫◎音楽:池田正義◎美術:佐谷晃能◎編集:鈴木晄◎出演:吉永小百合、石原裕次郎、浅丘ルリ子、大坂志郎、三浦充子、小沢昭一、井上昭文

 

◆石坂文学不朽の名作を映画化!海に臨む地方都市の女子高校を舞台に描く青春物語。恵子(吉永)は、数学教師の間崎(石原)に興味を抱くが、間崎は同僚の橋本(浅丘)に惹かれている。ある日恵子が妊娠したとの噂が流れたことから、3人の関係は変化していく…。

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いつでも夢を

いつでも夢を1963年/89分/カラー/シネスコ/35mm
◎監督:野村孝◎企画:児井英生◎脚本:下飯坂菊馬、田坂啓、吉田憲二◎撮影:横山実◎照明:河野愛三◎録音:片桐登司美◎音楽:吉田正◎美術:木村威夫◎編集:鈴木晄
◎出演:吉永小百合、橋幸夫、浜田光夫、松原智恵子、信欣三、飯田蝶子、内藤武敏

 

◆東京の下町に働きながら学ぶ若者の明るい姿と希望を、吉永小百合&浜田光夫の純愛コンビと歌謡界の王者・橋幸夫という豪華キャストで描く黄金青春巨編。1962年にレコード大賞を受賞した橋と吉永のデュエット楽曲の映画化。

 

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帰郷

帰郷1964年/97分/カラー/シネスコ/35mm
◎監督:西河克己、白鳥信一◎原作:大佛次郎◎脚本:馬場当、西河克己◎撮影:横山実◎照明:河野愛三◎録音:橋本文雄◎音楽:池田正義◎美術:佐谷晃能◎編集:鈴木晄
◎出演:吉永小百合、高橋英樹、芦田伸介、渡辺美佐子、玉川伊佐男、森雅之、高峰三枝子

 

◆動乱のキューバから日本へ、十年ぶりに帰国した実の父をめぐる娘の葛藤を描く。大佛次郎の原作を吉永小百合主演で映画化した感動の文芸大作。

 

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愛と死をみつめて

愛と死をみつめて1964年/118分/モノクロ/シネスコ/35mm
◎監督:斎藤武市◎原作:大島みち子、河野実◎脚本:八木保太郎◎撮影:萩原憲治◎照明:大西美津男◎録音:高橋三郎◎音楽:小杉太一郎◎美術:坂口武玄◎編集:近藤光雄
◎出演:吉永小百合、浜田光夫、北林谷栄、内藤武敏、笠置シヅ子、初井言榮、ミヤコ蝶々

 

◆不治の病におかされながらも懸命に生きた女性と、それを支えた恋人の愛を描く。実在した恋人同士の書簡集を吉永小百合&浜田光夫コンビで映画化、日本中が涙した国民的大ヒット作。

 

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あゝひめゆりの塔

あゝひめゆりの塔1968年/125分/モノクロ/シネスコ/35mm
◎監督:舛田利雄◎脚本:八木保太郎、若井基成、石森史郎◎撮影:横山実◎照明:藤林甲◎録音:沼倉範夫◎音楽:真鍋理一郎◎美術:木村威夫◎編集:井上親彌◎出演:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、二谷英明、高品格、郷鍈治、小高雄二

 

◆太平洋戦争末期の沖縄を舞台に、“特志看護婦”として戦火に散華した“ひめゆり部隊”の乙女の悲劇を涙と感動で綴った一大青春譜。幾度となく映画化された“ひめゆりの悲劇”の中でもひときわ異彩を放つ、ダイナミックな演出が映える傑作。

 

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入場料金

当日券

一般1600円、シニア1300円、会員・学生1200円、ハンディキャップ・高校生以下1000円

 

回数券

一般3回券4200円、シニア3回券3600円、会員・学生3回券3300円
※3回券は複数人数での使用不可 ※会員3回券は本人のみ(同伴者1名まで1本1200円)

※ご鑑賞の7日前から窓口とオンラインでチケットのご購入が可能です。ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券の方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10〜15分前からご入場いただきます。
<全席指定席>となります。満席の際はご入場出来ませんので、ご了承下さい。
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スケジュール

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