牧師といのちの崖

2018年/日本/100分
◎監督・撮影・編集:加瀬澤充◎音響:菊池信之音◎音響助手:近藤崇生
◎出演:藤藪庸一

公式HP→https://www.bokushitogake.com

その崖の上は、毎日が生きる闘いでした。

“生きがいがない”“ずっと孤独を感じて生きてきた”―
悲痛な想いで、観光名所・三段壁を訪れる自殺志願者たちの姿。

和歌山県白浜町にある観光名所・三段壁で、いのちの電話を運営しているのが牧師・藤藪庸一。映画は
自殺志願者たちを死の淵から救い、生活再建を目指して共同生活をおくるという独自の取り組みに密着した。藤藪は、人生に絶望してやってきた自殺志願者の声に耳を傾ける。借金や人間関係のトラブル、精神的な病など様々な問題を抱え、帰る場所のない人々に教会を開放し、共に暮らしながら、生きていく方法を探していく。日本の自殺者数は年間2万1321人(2017年)。1日あたり60人近い方が亡くなっている計算になる。厚生労働省の「自殺対策白書」では、15歳〜39歳の各年代の死因の第一位が自殺となっており、大きな社会問題になっている。牧師・藤藪が地道に続ける「いのちの電話」が自殺を思いとどまらせる最後の砦として存在している。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1800円、学生・シニア1100円、会員1000円