エレファント・マン

1980年/アメリカ・イギリス/124分
◎監督・脚本:デヴィッド・リンチ◎製作:ジョナサン・サンガー◎製作総指揮:スチュアート・コーンフェルド、メル・ブルックス◎原作:フレデリック・トリーブス、アシュリー・モンタギュー◎脚本:クリストファー・デボア、エリック・バーグレン◎音楽:ジョン・モリス
◎出演:アンソニー・ホプキンス、ジョン・ハート、アン・バンクロフト、ジョン・ギールグッド、ウェンディ・ヒラー、フレディ・ジョーンズ

公式HP→http://elephantman4k.com/

切なさに胸が締め付けられるー

マイノリティとそれを取り巻く人々の在り方を描いた問題作。
それは、今なお、私たちの心に突き刺さる――。
第53回アカデミー賞®作品賞など主要8部門でノミネートされ、第34回英国アカデミー賞では作品賞と主演男優賞を受賞。
『イレイザーヘッド』(77)でカルト的な人気を集めていた若きデイヴィッド・リンチ監督の名を一躍世界中にとどろかせた記念碑的映画。
19世紀末のロンドン。怪物のような特異な容姿から“エレファント・マン”と呼ばれて見世物小屋に入れられていた青年メリック。外科医のトリーヴズは彼が豊かな感情や高い知識を持っていることに気づき、おびえている彼を自分の病院に引き取ることにした。
実在したジョン・メリック青年の数奇な生涯を医師トリーヴズが回顧録に残す。
後に戯曲化され、1979年のブロードウェイ公演が評判となりトニー賞作品賞受賞。リンチ監督は回顧録にもとづき、戯曲とは別のアプローチで映画化した。
19世紀末ロンドンの場末そのままの、霧が立ち込める街の光と影を美しい4K映像に修復。
そして、メリックの喜びと絶望の明暗をもあざやかに映し出す。
メリックが、人間としての一生を全うしたいと願うラストシーンは、涙とともに永遠に映画ファンの心に刻まれ続けるに違いない。
新型コロナウィルスにより世界中で公開が延期になった4K版。
劇場再開を祝し、お客様への感謝の意を込めて、1,100円均一料金でお送りします。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般・学生・シニア1100円、高以下・会員1000円