『きのう生まれたわけじゃない』公開記念 |
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『急にたどりついてしまう』 |
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1995年/90分/BD |
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歩くのが好きなソーセージ屋で働く青年。青春は終わりかけてるが、ふしぎな女の子に恋をした。春、ツジツマのあわない季節。彼はジャズ。彼女はロック。彼も彼女もまわりの連中もいつのまにか人生の大事な局面にたどりつく。2014年に亡くなったインディーズの名優伊藤猛のさびしそうな表情がベストで出た。
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『岡山の娘』 |
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2008年/92分/BD |
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母と二人暮らしだったが、母が亡くなってひとりになったヒロインみづき。ヨーロッパから帰ってきた会ったことのない父をどう受け入れていいかわからない。地方都市の暑い夏。みづきとともに出口を求める岡山ドリームガールズ。なんでもありの大胆さで展開される映像のなかで、自分自身とこの世界に抗議する。
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『わたしたちの夏』 |
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2011年/89分/BD |
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戦争の記憶がよみがえり、お盆で死者が戻ってくる日本の夏。何が待っているのか。アラフォー世代のヒロイン千景と、かつて一緒に暮らした男の娘サキ。嫌いじゃないけど、苦手。きみたちは美人だ。どんな森をさまようのか。「ラスト30分の凄さには圧倒された」(瀬々敬久)。鈴木常吉の歌が夢の奥から響いてくる。
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『あるいは佐々木ユキ』 |
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2013年/79分/BD |
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佐々木ユキフェアリーガール、東京の郊外でひとり暮らし。年末から一月の成人式までの時間を自分が本当にやりたいことはなんだろうと考えながら生きる。佐々木ユキ主義で。彼女が出会う人。彼女を見守る人。もうひとりの佐々木ユキにも会う。コミックとポエトリーとダンスが出会う新感覚アイドル映画だ!
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『秋の理由』 |
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2016年/88分/DCP |
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編集者、作家、作家の妻。友情と恋心がふしぎにからむ関係の物語。「この世界には、楽しいことがいっぱいあって、不意打ちの、美しい目から秋がはじまる」。苦悩から声の出なくなった作家の、かつての傑作から抜けだしてきたような若い女性ミクが登場する。この世の迷路。まだ何も終わっていない。いい匂いがする。
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『パラダイス・ロスト』 |
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2019年/日本/106分 |
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福間健二長編監督第6作。東京郊外の人気のない場所で、男がひとり、心臓発作を起こして死んだ。彼はネットの古本屋を仕事にしており、原民喜の小説と木下夕爾の詩が好きだった。彼の妻、亜矢子は夫の死後、夢の中で夫に会い、彼の残したノートの言葉を読み、ときには夫がまだそばにいると感じるが…。夫を失った亜矢子がどう生きるか、また、亜矢子の友人ら取り巻く人々が、どのように希望を取り戻していくのかを描く。主人公の亜矢子役を「岬の兄妹」「菊とギロチン」の和田光沙が演じる。
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〈上映スケジュール〉
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