息衝く

2017年/日本/130分
◎監督・脚本:木村文洋◎脚本:桑原広考、中植きさら、杉田俊介、兼沢晋◎撮影:高橋和博、俵謙太◎録音:近藤崇生、葛西敏彦◎音楽:北村早樹子◎出演:柳沢茂樹、長尾奈奈、古屋隆太、木村知貴、齋藤徳一、申瑞季、GON、中村卓也、西山真来、川瀬陽太

公式HP→http://www.ikiduku.com

これはわたしたちの希望を紡ぐ「この国」の物語

日本大震災から何度目かの夏を迎えた東京。政権与党の政治団体で、新興宗教団体でもある「種子の会」で育った則夫と大和、そして慈。則夫と大和は理想と現実の間に揺れながらも、自身の信念を問い続け団体の中で生きてきた。一方、慈は団体を離れて母親となり、独りで子どもを育てている。彼ら3人の幼少期からの師で、精神的支柱であり、父親的存在でもあるカリスマ・森山周が日本を捨てて姿を消す。宗教団体という特殊な生育環境で育ち、いまだに大人としての自立を実感できないでいた彼ら3人は失踪した森山に会うことで、3人が背けていた何かを取り戻そうとする。青森県六ヶ所村核燃料再処理工場に言及した「へばの」、オウム真理教幹部とその逃亡を助ける女性の実話をベースにした「愛のゆくえ(仮)」など、社会と個の関わりに問題を投げかけてきた木村文洋監督の長編第3作。

7/7土〜7/13金 15:50
7/14土〜7/20金 20:00
7/21土〜シネ・ヌーヴォX
7/21土〜7/27金11:30

 

<鑑賞料金>

一般1700円、学生・シニア1100円、会員・高校生以下1000円