山逢いのホテルで

2023年/92分/スイス・フランス・ベルギー
◎監督・脚本:マキシム・ラッパズ◎脚本:マリオン・ベルノー◎撮影:ブノワ・デルボー◎美術:イバン・ニクラス、レカ・ミュサル◎衣装:クロディーヌ・ティション◎編集:カロリーヌ・ドトゥルネー◎音楽:アントワーヌ・ボドソン
◎出演:ジャンヌ・バリバール、トーマス・サーバッハー、ピエール=アン、
ベロニク・メルムー、アドリアン・サヴィニー、マルタン・ライナルツ、アレクシア・エブラール、マリエ・プロプスト、イベット・テロラズ、ジャンフランコ・ポディゲ

公式HP→https://mimosafilms.com/letmego/

スイスアルプスの山間に実存するホテルを舞台に
息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れる大人のラブストーリー

スイスアルプスをのぞむ小さな町で、障がいのある息子をひとり育てる仕立て屋のクローディーヌ。毎週火曜日、彼女は山間のリゾートホテルで一人旅の男性客を選んでは、その場限りのアヴァンチュールを楽しむ、もう一つの顔を持っている。そんな中現れたある男性との出逢いが、彼女の日常を大きく揺さぶることになる。もう恋を追いかけることなど想像もしなかったクローディーヌは、再び女として目覚めようとしていた……。

主演は、マチュー・アマルリック監督『バルバラ セーヌの黒いバラ』(17)でセザール賞主演女優賞に輝き、『ボレロ 永遠の旋律』(24)では圧巻のダンスを披露した、フランスの名優ジャンヌ・バリバール。熟年を迎えた女性の孤独から、息子に無償の愛を捧げる母としての優しさ、情熱的な恋に落ちる女性の可憐さまでを見事に表現する。監督・脚本を手掛けたのは、ファッションデザイナーとして活躍したのちに本作で長編監督デビューを果たした、スイスの新鋭マキシム・ラッパズ。俳優たちの魅力を掬い取る繊細な眼差しや、じっくりと時間をかけて感情の変化を紡ぎ出す演出に、長編デビュー作とは思えない手腕を発揮している。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1800円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
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