フレディ・M・ムーラー監督特集
【マウンテン・トリロジー】

ヌーヴォー・シネマ・スイスの旗手として知られる名匠フレディ・M・ムーラー。1985年にロカルノ国際映画祭で金豹賞を獲得し、世界にムーラーの名を轟かせた『山の焚火』デジタルリマスター版をはじめ、『我ら山人たち』『緑の山』の3作品を一挙上映!

映画史に燦然と輝く“山”映画の最高峰

山の焚火

1985年/スイス/120分
◎監督・脚本:フレディ・M・ムーラー◎撮影:ピオ・コラーディ◎美術:ベルンハウト・ザウター◎編集:ヘレーナ・ゲレバー◎音楽:マリオ・ベレッタ
◎出演:トーマス・ノック、ヨハンナ・リーア、ロルフ・イリック、ドロテア・モリッツ、イェルク・オーダーマット、ティック・ブライデンバッハ


公式HP→https://gnome15.com/mountain/

アルプスの雄大な自然に囲まれた地で、ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばのろう唖の弟は、その不自由さに時にいらだちながらも、両親や姉の愛情を受けて健やかに育つ。ある日、故障した草刈り機に腹を立てた弟は、それを投げ捨てて父の怒りを買ってしまう。家を飛び出した彼は、山小屋で1人で暮らし始める。姉はそんな弟を心配して食料などを届け、2人は山頂で焚火を囲みながら楽しい時間を過ごす。やがて、姉の妊娠が発覚し…。日本では86年に劇場初公開。2020年2月には、デジタルリマスター版でリバイバル公開。1985年ロカルノ国際映画祭でグランプリにあたる金豹賞を受賞。

 

 

我ら山人たち

1974年/スイス/108分
◎監督・原案・編集:フレディ・M・ムーラー◎撮影:イワン・シューマッハー◎編集: エベリーネ・ブロムバッハー

フレディ・M・ムーラー監督が、自身の故郷であるウーリ州の山岳地帯を捉えたドキュメンタリー。変わりゆく山岳地帯で暮らす山人たちの生き方と精神世界に迫った作品で、民俗学的なテーマや共同体の閉鎖性など、後の「山の焚火」に繋がる多くの要素が本作の中に認められる。1974年ロカルノ国際映画祭国際批評家賞受賞。

 

 

緑の山

1990年/スイス/128分
◎監督・原案:フレディ・M・ムーラー◎撮影:ピオ・コラーディ◎編集:カトリン・プリュス

アルプスの山間で持ち上がった放射性廃棄物処理場の建設計画を取材したドキュメンタリー。自分たちのルーツや土地を守ろうとする反対派と賛成派の住民たちを追う。ムーラー監督はは本作を「子どもたちと子どもたちの子どもたち」に捧げており、次世代に対して責務を負うべき大人たちに問いを突きつける。

 

 

〈上映スケジュール〉
◆シネ・ヌーヴォ

4/11(土)〜17(金)

10:10『われら山人たち』
12:15『山の焚火』

14:30『緑の山』

 

4/18(土)、4/20(月)、4/21(火)

18:20『山の焚火』

20;35『われら山人たち』

 

4/19(日)、4/24(金)

18:20『緑の山』

20:45『山の焚火』

 

4/22(水)

18:20『山の焚火』

20:35『緑の山』

 

4/23(木)

18:20『われら山人たち』

20:30『山の焚火』

 

◆シネ・ヌーヴォX

4/25(土)、4/29(水)〜5/1(金)

12:50『山の焚火』

15:10『緑の山』

 

4/26(日)〜28(火)

12:50『山の焚火』

15:10『われら山人たち』


〈鑑賞料金〉

一般1800円、学生・シニア1100円、会員1000円、3作品セット券3600円(クリアファイル付き)