にしきたショパン

2020年製作/90分/日本
◎監督・脚本・編集:竹本祥乃◎脚本:北村紗代子◎撮影:前田智弘◎照明:渡邊祐樹◎録音:長尾優
◎出演:水田汐音、中村拳司、ルナ・ジャネッティ、泉高弘、野々村亜梨沙、楠部知子、とみずみほ、茂木大輔

公式HP→https://office-hassel.com/n-chopin/

美しいピアノの旋律に込められた切ない想い

「阪神淡路大震災の記憶を語り継ぐ」「左手のピアニストを応援する」この二つをテーマに、本格 ピアノ映画が誕生した。ショパンの名曲、沼光絵理佳編曲によるラフマニノフピアノ協奏曲第二番 ピアノソロバージョン、近藤浩平作曲による左手のピアノなど全編音楽に満ち溢れ、ピアニストを 目指す若き二人の人間ドラマが胸に迫る。監督は、研究技術員として働きながら「週末映画監督」 として世界に挑戦してきた女性映画監督、竹本祥乃(よしの)。これが初長編作品でありながら、既 に世界からの評価を獲得している。

凛子と鍵太郎(けんたろう)は、小さい頃からの幼なじみであり、その独特の風貌から達磨先生 とよばれる高校音楽教師のピアノの門下生。鍵太郎のピアノの腕は、門下生の中でも常に一番で、 作曲もこなす天才肌だ。鍵太郎の大きな手が奏でるラフマニノフは素晴らしく、テクニックでは誰 にも負けない実力を持っていた。対して凛子は、ピアノは大好きだが、不器用でコツコツと努力す るタイプ。彼女はショパンに憧れていた。
だが、「阪神淡路大震災」そして「局所性ジストニア」というピアニストとしての道を閉ざされか ねない大きな試練が二人を襲う。葛藤し、苦悩しながらも二人は「魂に響く音」を追い求めていく。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、学生・シニア1100円、会員1000円