インフル病みのペトロフ家

2021年/日本/146分
◎監督・脚本:キリル・セレブレンニコフ◎製作:イリヤ・スチュアート、ムラド・オスマン、パーベウ・ブーリャ◎原作:アレクセイ・サリニコフ◎撮影:ウラジスラフ・オペリアンツ◎編集:ユーリ・カリフ
◎出演:セミョーン・セルジン、チュルパン・ハマートワ、ユリヤ・ペレシリド、イワン・ドールン、ユーリー・コロコリニコフ、ユーリー・ボリソフ

公式HP→https://www.moviola.jp/petrovsflu/#modal

妄想か現実か、現代ロシアの病か、コロナ禍の世界の予言なのか?

「LETO レト」など映画監督としても注目を浴びるロシア演劇界の奇才キリル・セレブレンニコフが、ロシア文学界で世間を賑わしたアレクセイ・サリニコフのベストセラー小説を映画化。2004年、ソ連崩壊後のロシア。大都市エカテリンブルグでインフルエンザが流行する中、ペトロフは高熱に苦しめられ、現実と幻想の境目をさまよっていた。やがて彼の幻想は、まだ国がソ連時代の、子供の頃を思い出す。ロシア社会への強烈な風刺を込めつつ、幻想と現実の境目が曖昧な原作の世界観変えずに、風変わりな芸術的感性と刺激的なアクションを散りばめて描き出す。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、フランス映画高等技術委員会賞を受賞。2017年に国からの演劇予算横領したと疑惑をかけられ、自宅軟禁状態となったセレブレンニコフが、軟禁という不条理な状況下でシナリオを書き、密かに撮影した。 

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1700円、シニア1200円、会員・学生1100円
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