生演奏付き上映会
ピアノーヴォVol.5

いまから遡ること129年前。映画が誕生した頃の映画には音がついていませんでしたが、スクリーン近くで演奏される生の音楽とともに楽しまれていました。そんな当時のライブ感溢れる映画鑑賞を念願のピアノが入ったシネ・ヌーヴォでご堪能いただく企画第4弾!サイレント映画×鳥飼りょうの 「ピアノーヴォ」お楽しみください。

 

 

水の娘 La fille de l'eau

(1924年/フランス/83分)
監督:ジャン・ルノワール
出演:カトリーヌ・ヘスリング、ピエール・フィリップ、ハロルド・ルーイングストン

運命に翻弄される娘の愛の行方は…
ジャン・ルノワールの監督デビュー作

娘グドゥルは父親と叔父の三人で船の中で生活していたが、父親が急死してしまう放埒な叔父は遺産を使い込み、さらにグドゥルを襲おうとしたため彼女は船から逃走。偶然出会ったジプシーの家族に身を寄せる。彼らは盗みや他人の土地で魚を捕ることで生きており、村人から憎まれている。ある夜、村の自警団はジプシーを焼討ちにしようと…。後に『ゲームの規則』『大いなる幻影』を撮るジャン・ルノワールの監督デビュー作。主演は監督の妻で、父オーギュスト・ルノワールの絵のモデルも務めたカトリーヌ・ヘスリング。光や風、煌めく水面の描写にルノワールの詩情が溢れた作品。

 

 

鳥飼りょう(ピアノ)
サイレント映画の楽士。ピアノ、打楽器を演奏。
全ジャンルの映画に即興で伴奏をつけ、これまでに伴奏した作品数は800以上。国内外の映画祭や劇場等での伴奏付き上映に多数出演している。2018年、神戸発掘映画祭で行われたフィルムアルヒーフ・オーストリアの修復による『オーラックの手』デジタル復元最新版のワールド・プレミア上映で伴奏を担当。2021年、ピアノを常設する映画館を巡る全国ツアー「ピアノ×キネマ」を開催。同年より、国立映画アーカイブ主催の「サイレントシネマ・デイズ」にも出演。現在、最も上映会で演奏する楽士のうちの一人として関西を中心に活動している。無声映画振興会代表。
X(旧Twitter): @ryo_torikai Facebook: ryotorikai.music

 

 

 

〈上映スケジュール〉

◆2025年1月24日(金)19:00
上映後トークあり

 

 

 

〈鑑賞料金〉

料金:一般・シニア2200円、U30(30歳以下)・ハンディキャップ1400円、シネ・ヌーヴォ会員1600円
※招待券・回数券使用不可
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