旅愁

2019年/日本・中国/90分
◎監督:呉沁遥
◎出演:朱賀、王一博、呉味子

公式HP→http://ryoshu-movie.com/

異国の地・日本で巡り合う男ふたり、そこに現れる女ひとり−

異国の地で巡り合う男ふたりとそこに現れる女ひとり。何気ない日常会話がとても魅力的で心地よく、ふたりの男たちのどうしようもないもどかしさがたまらなくスリリングで、素晴らしいエンディングロールまでまったく飽きさせない。この「ホン・サンス・ミーツ・台湾ラブストーリー」のような趣の日本・中国合作映画は、中国出身の呉沁遥(ゴ・シンヨウ)監督が、今年の3月まで在籍していた立教大学大学院映像身体学専攻の卒業制作として、万田邦敏監督の指導のもと完成させた。呉監督は、脚本、編集も自ら手掛け、一見穏やかに流れるような物語の中で、不意に心をグッと鷲掴みにされるシーンを生み出すことに成功している。出演しているのはアマチュアの俳優たちだが、全員がまるで本当に実在する人々であるかのような自然な演技を見せ、ここでも呉監督の演出力を確信させる。
東京で民泊を営む李風は、近所で個展を開いていた画家の王洋と出会う。李風は、王洋に民泊で絵を飾ることと接客の手伝いを提案し、二人の同居生活が始まる。ある日、王洋の元カノが泊まりに来るのだが…。

〈上映スケジュール〉

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〈鑑賞料金〉

一般1800円、学生・シニア1100円、会員1000円
※シネ・ヌーヴォXでの上映は一般料金1700円になります