『十年 Ten Years Japan』+『十年』(香港版)
連続上映

十年 Ten Years Japan

2018年/日本/99分
◎監督・脚本:早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶◎エグゼクティブプロデューサー:是枝裕和◎音楽プロデューサー:齋見泰正◎出演:川口覚、山田キヌヲ、、國村隼、杉咲花、田中哲司、前田旺志郎、池脇千鶴、太賀
高齢化、AI教育、デジタル社会、原発、徴兵制ー5人の新鋭監督が、今の未来を見つめる

香港で大ヒットしたオムニバス映画「十年」の日本版として、10年後の日本を題材に、5人の若手監督がメガホンを取ったオムニバス作品。エグゼクティブプロデューサーを「万引き家族」でパルムドールを受賞した是枝裕和監督が務める。「愚行録」の石川慶監督が、政府の徴兵制の告知キャンペーンを担当する青年と老デザイナーを描いた「美しい国」のほか、国家戦略IT特区となった田舎町の小学校を舞台にした「いたずら同盟」(木下雄介監督)、亡くなった母がネット上に遺したデータに一喜一憂する女子高生を描く「DATA」(津野愛監督)、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する新制度を描いた「PLAN75」(早川千絵監督)、大気汚染によって地下への移住を強いられて地上の世界を夢見る少女を描く「その空気は見えない」(藤村明世監督)の5作品から構成。国際共同製作プロジェクトとして、タイ版、台湾版も製作。

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十年(香港版)

2015年/香港/108分
◎監督:クォック・ジョン◎監督・脚本:ウォン・フェイパン、ジェボンズ・アウ、キウィ・チョウ、ン・ガーリョン◎脚本:リョン・プイプイ、フェーン・チョン、ウォン・チン、ホー・フンルン、チュン・ツイイー、ルル・ヤン
変わりゆく現実と、変わらないと願う未来

香港の新鋭若手監督5人がメガホンをとり、2015年から10年後の香港を題材に描いたオムニバス作品。労働節の集会で騒ぎを起こすよう命じられたチンピラ2人組を描いた「エキストラ」、終末世界の香港で失われゆくものを黙々と標本にし続ける男女を描く「冬のセミ」、普通話の習得が営業に必須となったタクシー運転手の奮闘を描く「方言」、イギリス領事館前で発生した焼身自殺の真相を擬似ドキュメンタリー形式で追う「焼身自殺者」、香港で最後の地元産卵を売る青年を描いた「地元産の卵」の5話で構成される。製作費約750万円の自主制作作品としてわずか1館で公開されたものの、口コミで人気を集め上映館を香港全域に拡大、香港のアカデミー賞と言われる香港電影金像奨で最優秀作品賞を受賞した。

♦上映スケジュール♦ ※各回入替制

シネ・ヌーヴォX
1/26土〜2/1金
11:30『十年 Ten Years Japan』
13:30『十年』(香港版)
2/2土〜2/8金
17:40『十年 Ten Years Japan』
19:40『十年』(香港版)

〈鑑賞料金〉

一般1700円、学生・シニア1100円、会員1000円

2作品セット券2400円