「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」出版記念上映イベント |
||
「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト 女性たちと映画をめぐるガイドブック」(降矢聡+吉田夏生゠編/グッチーズ・フリースクール゠監修)は、『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画! 映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法を、この本と共にみつけよう。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏とさまざまな形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える、あたらしくたのしいガイドブック!本書籍出版を記念して4作品を特別上映!
|
||
『エンジェル・アット・マイ・テーブル』 2Kレストア版 |
||
1990年/ニュージーランド/158分 |
||
1924年8月、ニュージーランドに生まれたジャネット・フレイムは、感受性豊かでいつも本を離さない少女に成長し、いつしか詩人になることを夢見ていた。18歳になり教職に就いたジャネットだったが、幼少期のトラウマから教壇に立つことが出来ず退職して作家を目指す。だが、繊細な性格が誤解を招き、統合失調症と診断されて精神科病棟へ送られてしまう。8年間もの歳月を過ごし200回以上の電気ショック療法を受けるジャネットだったが、入院中に執筆した短編集「礁湖」が文学賞を受賞したことで退院することになる。奨学金を得たジャネットは初めてニュージーランドを離れてロンドンで暮らし、夏に出かけたスペインで初めての恋を経験する。
|
||
天使の復讐 |
||
1981年/アメリカ/80分 |
||
ニューヨークのドレスメーカーに務める内気な女性ターナ(ゾー・タマリス)は、声を発することができない障がいを抱えながら、日々真面目に働いていた。ある日の帰宅途中、仮面をつけた男に路地裏に連れ込まれ、強姦される。心身ともに傷つき、やっとの思いで帰宅すると、部屋で待ち伏せていた別の強盗にも襲われる。恐怖のなか、とっさの反撃で形勢逆転し、ついには殺してしまう。強盗が持っていた拳銃を手にしたターナは、夜な夜な街をさまよい、復讐を果たすかのように次々と男たちを殺していく。
|
||
ガールフレンド |
||
1978年/アメリカ/88分 |
||
駆け出しのカメラマンであるスーザン・ワインブラット(メラニー・メイロン)は、ポートレートやウェディング写真の仕事で生計を立てながら、プロとしての道を模索している。親友でルームメイトのアン・マンロー(アニタ・スキナー)も同じく夢を追い、詩人を志している。 スーザンの仕事が上手くいき始めた矢先、アンは恋人マーティンとの結婚を決心したことを打ち明ける。スーザンは祝福の言葉をかけるものの、動揺を隠せない。一人暮らしがスタートし、寂しさを紛らわせるかのように、これまで以上に恋や仕事に打ち込むスーザン。結婚で夢を諦めたアンはその様子を羨ましく見ている。二人の友情と夢の向かう先とは……。
|
||
青春がいっぱい |
||
1966年/アメリカ/112分 |
||
孤児のメアリー・クランシー(ヘイリー・ミルズ)は、裕福な叔父のジョージ(ケント・スミス)によって、カトリックの全寮制女子校であるセント・フランシス・アカデミーに送られることになる。メアリーは入学初日に出会ったレイチェル・デバリー(ジューン・ハーディング)とすぐに意気投合し、行動を共にするようになる。アカデミーでの厳格な生活に反発する2人はいたずら心からトラブルばかり起こし、修道女たちを振り回す。修道院長(ロザリンド・ラッセル)から叱られてばかりの毎日であったが、メアリーは次第に修道女たちの献身的な姿に心を動かされていく。
|
||
〈上映スケジュール〉〈鑑賞料金〉
|