美しく、黙りなさい

1976年/フランス/112分
◎監督・インタビュアー:デルフィーヌ・セリッグ◎撮影・編集:キャロル・ルッソプロス◎編集:イオアナ・ヴィーダー
◎出演:ジェーン・フォンダ、シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ベルト、アンヌ・ヴィアゼムスキー、マリア・シュナイダー、エレン・バースティン、ルイーズ・フレッチャー、バーバラ・スティール、ジル・グレイバーグ

公式HP→https://moviola.jp/sbett/

『ジャンヌ・ディエルマン』の伝説的女優デルフィーヌ・セリッグ、唯一の長編監督作。
制作50年を記念して日本劇場公開!

英国映画協会2022年度版ランキングで「映画史上ベストワン」に輝いた『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』(1975年/シャンタル・アケルマン監督)に主演した伝説的女優デルフィーヌ・セリッグ。彼女は社会のジェンダー差別に声をあげ、活動した人でもありました。『ジャンヌ・ディエルマン』の経験をきっかけに制作され、デルフィーヌが、監督として残した唯一の長編作品がドキュメンタリー映画『美しく、黙りなさい』です。

登場するのは、ハリウッドとパリで活躍する23人の女優たち、ジェーン・フォンダ、シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ベルト、アンヌ・ヴィアゼムスキー、マリア・シュナイダーら映画女優からテレビドラマの女優、まだ無名の女優などさまざま。デルフィーヌは、彼女たちに2つの質問を用意しました。「もしあなたが男性だったとしても、この職業を選びましたか?」「他の女優と友好的な場面を演じたことがありますか?」女優たちが質問に答え、脱線し、繰り返すことで浮き上がる現実。率直に素直に、時にユーモラスに、デルフィーヌは彼女たちそれぞれの思いを引き出します。撮影は、1975年と1976年。当時、女性がジェンダーについて語ることは、男性中心の映画業界でブラックリストに載りかねない、リスクのあることでした。ここには彼女たちの勇気も写っています。




『美しく、黙りなさい』公開記念 デルフィーヌ・セリッグ特集

デルフィーヌとキャロル

2019 年/68分/モノクロ/フランス=スイス
◎監督:カリスト・マクナルティー◎出演:キャロル・ロッソプロス、 マルグリット・デュラス、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、シャンタル・アケルマン

 

セリッグと、フランスで2台目(1台目を手に入れたのはジャン=リュック・ゴダール)のビデオカメラを手に入れ、やがてフランスにおけるビデオアートのパイオニア的存在となったキャロル・ロッソプロスの出会いを描く。二人は協同し、1970 年代のフェミニズム運動の只中にビデオカメラを手に飛び込んでいく。その活動は世界の支配的な常識を揺るがす、非妥協的、不遜で過激なユーモアに溢れるものだった。




ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地

1975年/ベルギー/200分
◎監督:シャンタル・アケルマン
◎出演:デルフィーヌ・セリッグ、ジャン・ドゥコルト、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ

 

息子とブリュッセルのアパートで暮らす主婦・ジャンヌの日常。その執拗なまでの描写は我々に時間の経過を体感させ、反日常の訪れを予感させる恐ろしい空間を作り出す。アケルマンの代表作にして映画史上においてもエポックメイキングな作品。




赤い唇

1971年/ベルギー=フランス=ドイツ/100分
◎監督:ハリー・クーメル◎音楽:フランソワ・ド・ルーペ
◎出演:デルフィーヌ・セリッグ、ダニエル・ウィメー、ジョン・カーレン

 

舞台はベルギーの港町オステンドのホテル。宿泊した新婚夫妻が、優雅で ミステリアスな伯爵夫人に出会ったことから引き込まれていく禁断の世界を、奇想と恐怖、独特のエロティシズムをふんだんに盛り込んで描き、“『血とバラ』以来のアーティスティックなヴァンパイア映画”と賞賛された。怪奇幻想映画の巨匠ハリー・クーメルの代表作であり、主演のセイリグの銀色に輝くミステリアスな妖しさに酔いしれる奇想吸血鬼映画。




 

〈鑑賞料金〉

一般1900円、シニア1300円、会員・学生1200円、高校生以下・ハンディキャップ1000円
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